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映画で活躍する車をラ・フランス堺が独断と偏見でピックアップ!
今月は「ワイルドスピード」を紹介。
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アメリカでは今、日本製の高性能スポーツカーが流行らしく、アメリカ人はお米の国がつくったこの車たちを「ライスロケット」と呼んでいるんだそうです。なんともアメリカ人らしいネーミングセンスではありますが、我が国が生んだモノが他の国でブームになるのはうれしいものです(といいつつ輸入車に乗っているんですけどね・・・)。今回はそんなブームに思いっきり乗っかったライスロケットてんこ盛りムービー、「ワイルド・スピード」であります!

ストリートレースで荒稼ぎする若者達と、ある事件がキッカケで潜入捜査をすることになる1人の警官との友情を、エキサイティングなレースシーンを盛り込んでクライマックスまで一直線!「悪い奴と警官との友情、そしてスポーツ」といえば、キアヌ・リーブスとパトリック・スウェイズの「ハート・ブルー」と同じような設定ですが、「友情を取るのか?正義を取るのか?」というシリアスな展開ではないので、単純にレースアクションを楽しむような感じで見てもらえればいいと思います。

主役はポール・ウォーカーとヴィン・ディーゼル。とくにヴィン・ディーゼルはこの映画で株急上昇!後に同じ監督とスタッフで「トリプルX」という彼じゃなければあり得ない映画が誕生しますバックナンバー参照。この映画には活き活きとしたキャラクターがたくさん出てくるんだけど(特に日系の悪役、トランなんてのは必要ないキャラなのになぜか印象に残ります)、脚本が良くないのか、結局無意味なシーンにばかり登場することになります。
レースシーンは最高。キャストは魅力たっぷり!なのにストーリーはイマイチ・・・。なんだかオススメしているのか見るなと言っているのか、微妙な感じですね。最近のハリウッド映画はこんなのばっかり。ああ、どこかいい脚本書いてくれる人っていないんですかねえ。

とにかくこの映画には映っていない時はないくらいに、日本車がたくさん登場します。主人公の乗る車は三菱エクリプスとトヨタスープラ。そしてヴィン・ディーゼルが乗り込むのはマツダRX-7。どれもバリバリのチューニングを施し、西海岸っぽいカラーリングで着飾っていて、画面に登場する車を見ているだけでも楽しめます。エンジンチューンといえば日産というのが日本での常識ですが、なぜか日産車はあまり活躍しないですね。また、悪い奴らはみんなホンダに乗っているというのも笑えます。各メーカーのアメリカでのイメージって事なんですかね。それにしてもさすがはアメリカ。原色使いのド派手な色が映えますねえ。

前回のミシェル・ヴァイヨンもカーレース映画でしたが、こちらはもっと単純にゼロヨン!つまりドラッグレース。400メートルの直線をいかに速く走り抜けるかで、勝敗を決めるシンプルなレースが主役です。この直線だけの10秒そこそこのレースを、なんと2分間かけて、手に汗握る迫力の映像にしてしまうところがハリウッドのうまいところ!腕相撲だけで1時間半持たせた「オーバー・ザ・トップ」に通じるところがあります。
横一線に並んだライスロケットたちが一斉にスタート。ねじ曲がっていく目の前の景色。NOS(ニトロ噴射装置)システムのスイッチを押すと、カメラがエンジン内部に入り込みシリンダー内でニトロを噴射!ガソリンが爆発して、車が急加速していく・・・というスタントとCGを組み合わせたオープニングのレースシーンは、この映画の全てといってもいいくらいよく出来ています!このシーンを見るだけでも価値はありますよ!

 

ワイルド・スピード
The First And The Furious
2001/アメリカ

監督:ロブ・コーエン
主演:ポール・ウォーカー/ヴィン・ディーゼル

 
[プロフィール]
ラ・フランス堺
1972年 大阪府堺市出身
車と映画をこよなく愛する31歳。ただし映画に関してはどちらかというと「狭く深く」タイプで気に入った映画ならばビデオテープがすり切れるまで見ます。乗る車には何かしら改造したくなる軽いクルチュー(車中毒)で、プジョー205、ミニ、ピアッツァと車を乗り継ぎ、現在の愛車は真っ黄色のプジョー106S16。本業はグラフィックデザイナー。ちなみにラ・フランスとは洋梨の意味で、最近非常におっさん臭くなってしまった体型を指しています(要ダイエットだな)。東京在住。
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