「カイル・マクラクラン」って舌がもつれそうになりません?
この作品では悪玉と善玉のエイリアンの描写が独特で、おもわず「ギャグか?」と思わせる部分がたくさんあります。まず悪玉エイリアンは、フェラーリとハードロックと女好き。邪魔するやつは容赦なくぶっ殺すという、男の欲望のカタマリのような性格で、さらにこいつは次々と人間の体に入り込むので、容姿がコロコロと変わります。まさに「最悪なやっちゃ」ですな。
対する善玉エイリアンは真面目で、宇宙人らしくシルバーのポルシェにシルバーの銃、そしてシルバーっぽいスーツとこれまた分かりやすい雰囲気で登場します。このわかりやすい設定がB級の臭いの元なのかもしれないけど、これがまたなんとも味わい深いんですよねえ(ちょっとオタクっぽいですけど)。
主演のカイル・マクラクランといえばやはり「ツイン・ピークス」のクーパー捜査官役が一番有名ですが、美形(ケツアゴだけど)なんだけど妖しくて無機質な感じが、エイリアンの役にピッタリ。相方となるマイケル・ヌーリー(この人、私はこの映画でしか見たことないんですよねえ)演じるタフで男くさい刑事と好対照で、これがこの作品に持ち味になっています。ちなみに題名の「HIDDEN」とは「隠れされた」って意味なんだそうです。そうなんです!奴が隠れているんです!(ジョン・カビラ風)