フランス一のスピ中こと、リュック・ベッソンがまたまたやってくれました。今回の舞台はなんとル・マン24時間耐久レース!この映画の意気込みがどれだけすごいかは、宣伝文句からも伺えます。ちなみにその宣伝とは以下のような感じ。
危険! 劇場を震わす激突波に注意!
リュック・ベッソンからのお願いです。
客席の前から3列目まではヘルメットを被って下さい。
その後ろは、シートベルトを必ず着用のこと。
場内での "事故" については責任を負えません。
覚悟して、最高のライドを楽しんで下さい。
ね?メチャクチャシビれそうでしょ?これだけ見ると遊園地のアトラクションみたいですよね。そう、この映画はまさにジェットコースタームービーだという事を強くアピールしているのであります(かなりアホっぽいけど・・・)。今回の映画はそんなカーレースムービー「ミシェル・ヴァイヨン」です!

フランスの有名漫画の実写版となる「ミシェル・ヴァイヨン」は、特に原作を読まなくても十分に楽しめる映画です。ストーリーは、長年のライバルチーム、"リーダー" と "ヴァイヨン" はル・マンを舞台に激突するが、"リーダー" チームの執拗な裏工作によって "ヴァイヨン" チームは危機に立たされる・・・というたった2行で説明できてしまうほどの、超シンプルなものです。
映画の見せ場はやはり映画全編で繰り広げられる、カーアクションの数々で、赤と青のマシンの強烈なコントラストや、アスファルトがメタリックのように怪しく光る映像、ローアングルでのレースの映像はとにかく迫力十分!この撮影のために実際にル・マンに参戦して完走したというくらいですから、この映画のアクションがどれだけ本気かがわかるでしょう。
ただし残念なのは脚本。同じリュック・ベッソンの「TAXI」シリーズに比べると、グッとシリアスな雰囲気なので、かなりデタラメで幼稚なストーリーとのギャップが激しくなっています。「TAXI」は設定からストーリーまでデタラメなので安心して見れますが、「ミシェル・ヴァイヨン」はもっといい脚本があればなあという気持ちになってしまいます。ま、それだけアクションが素晴らしい映画って事なんですけどね。(あ、そういえば脚本リュック・ベッソン本人じゃん。あちゃー・・・)

ハイライトとなるル・マンの青いマシンも相当かっこいいけど、冒頭に登場する「ラリー・ヴァイヨン」なる車も見逃せません。この車は顔こそ変えてありますが、間違いなくプジョーの206WRCであります。ヨーロッパではF1とならんで人気のあるWRC(ワールド・ラリー・チャンピオンシップ)で、実際に何度も優勝をしている206WRCがスクリーンに登場するのは、ラリーファンにはたまらないでしょう(そういえばタクシー2にも306MAXIが登場しましたね)。そしてその車が雪の中を猛烈なスピードで駆け抜けていくんだからもうたまりませんね。ま、ルマンがメインだけに登場する時間が短いのが残念ではありますが、もし続編(ありえないだろうけど)があるなら、ぜひラリーを中心にしたストーリーが見てみたいです。
さらにこの映画には主人公が乗るプライベートカーや練習用のスポーツカーなど、勉強不足で車種がよくわかりませんが、たくさんのカッコイイ車たちが登場します。ラリー、オンロードレース、耐久レースと色々な走りを堪能できる1本なので、車が好きなあなたは要チェックです!ただしくれぐれも細い路地裏で爆走とかしちゃ駄目ですよ・・・。

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