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なんとも軟派なテーマだけど、映画としてのおもしろさは硬派です!

上司から逃げるように自宅に帰り、スキーに行くために車を整備する三上博史。雰囲気的には一人暮らしのようだけど、駐車場は屋根付きのガレージ。「PIT」「LAP」なんていうボードが置いてあるところからして、車のレースなんかにも出ているんでしょう。愛車のカローラが品川ナンバーなので、都心に住んでいて仕事はおそらく一流企業。六本木の明治屋あたりで食材を買い込み、いざ志賀高原へ・・・。な、なんてバブリーな生活なんだ!それも彼は設定では26歳!私なんか30歳なのにこんな生活できません。ていうか出来るわけねえだろっ!
とまあそんなツッコミはともかく、これでもかってくらい「トレンド」を意識した作品で、「ほら、こんな生活してみたいでしょ?」とまあ全編通してうらやましいシチュエーションがぎっしり。しかし丁寧に作り込まれていた脚本のおかげなのか、ただの使い捨ての流行映画にならずに、いつまでも色褪せない魅力を持った、名作のひとつになりました。当時、四畳半一間のしみったれた青春映画ばかりだった日本映画から、こういったものが出てくるのは画期的でもありました。典型的なボーイ・ミーツ・ガールのストーリーに、暗闇でのナイトスキーや、カーアクションなど、スリリングな要素をミックスして、松任谷由実のヒットソングを上からかぶせる。出来た作品には、オードリー・ヘップバーンあたりの往年のハリウッド映画を、今風にリメイクしたような雰囲気が出ていると思います。本当にこんなにスキーや恋愛をエンジョイできればさぞ楽しいんだろうな〜!

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