3月といえばもうすぐ新生活。今までの環境に別れを告げ、新たな気持ちで4月を迎えるメモリアルな時期です。社会人になる方や転職を希望される方もせっせと履歴書なんかを書いたりした事でしょう。
ところで、履歴書に「趣味」の欄がありますが、あそこに「音楽鑑賞」と書く方はどれくらいいるでしょうか?一言で「音楽鑑賞」といっても、クラシックからジャズもあれば、歌謡曲、洋楽。ダンスミュージックにワールドミュージック、フォークにロックにハードコア等々、ジャンルで分けただけでも相当な種類が存在します。ここまで多種多様だと、同じ「音楽鑑賞」が趣味でも相手の話している言語すら理解できないという状況になってもおかしくないのです。今後はせめて「音楽鑑賞(新しめの洋楽)」のような注釈付きで相手にアピールすることをお勧めします。
そんな状況はクルマの世界にも当てはめる事ができます。やはり同じく趣味の欄に「クルマ」と書いたとしましょう。クルマが趣味といえば皆さんどんな人を思い浮かべるでしょうか?
ある人は、シャコタン上等、竹槍マフラーの極悪なイメージを連想される方もいるでしょう。またハイドロ/エアサスよろしく、チェーン・ハンドルを装着した立体駐車場お断りなアメ車系のクルマ好きかも知れません。それとも毎週土日はサーキット走行に夢中で安い国産絶版車でドリドリ決めまくりの人でしょうか。同じサーキットであっても、ポルシェでロングストレート300kmを目指す人もいれば、ジムカーナでネズミのようなすばしっこさを競う人もいます。
クルマをオーディオ媒体と考えて、目一杯の立派なサウンドシステムを詰め込んでアメリカのショーカーのような軽自動車軍団もいますし、ゲルマン崇拝者による怪しいベンツ、BMW軍団なんてのもいます。そうかと思えば、マチャアキのようにヒストリックに走ってミッレミリアに参加するイタ車好きもいれば、元気で飾り気のないラテン・ホットハッチ派のクルマ好きってのもいます。
とちょっと挙げただけでも数え切れない位のジャンル分けの出来るクルマ好き達。こちらも音楽同様にそれぞれの言語を理解出来ないくらいにその世界は奥深いものなんですね。趣味が違えば人とナリも違うと言いますが、同じ趣味であってもここまで多様化すれば、ひとつひとつが「別の趣味」といってもいいでしょう。
そこで趣味の話をする機会がある場合は、「趣味はクルマです。クルマといっても僕は昔の国産車に乗ってサーキットでドリフトする派です」という位の細かい説明を入れるようにすると、相手に理解されやすいかも知れませんよ。
今月の用語:●ハイドロ/エアサス ●チェーン・ハンドル ●国産絶版車 ●ジムカーナ ●ミッレミリア
●ラテン・ホットハッチ