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初めての中古車探し

第11話 プライスボードの読み方・vol.3

マ:プライスボードを読み取る勉強も今回で3回目。今回はクルマの使用程度のお勉強だよ。

ミ:使用程度?

マ:うん、中古車がどんな使われ方をされていたかってことだよ。

ミ:というわけで、今回のメニューはこちら。

使用履歴と走行距離数

マ:ミーちゃんはこれから中古車を買うわけだけど、そのクルマが以前どのような使われ方をしていたか、ちょっと気にならない?

ミ:それはかなり気になるわね。たとえば、前の所有者に「ものすごい使われ方」をされていたクルマだったら、どんな状態か気になるし、大事にしてあげたいわよね。

マ:そうだね。前の所有者がとくにいっぱいクルマを使うような仕事に就いていた場合は、ちょっと気をつけて乗る必要があるかもしれないね。

マ:たとえば、レンタカー屋さんのクルマだったら、一日中乗り回されていた可能性が大きい。ほかにも、一日中移動するような仕事で使われている場合も、たくさん走り込まれているわけだよね。

ミ:ふんふん。

マ:使い込まれていれば、それだけ傷んでいる可能性も高いわけだから、中古車購入の際には、プライスボードにかかれている「使用歴」を確認しておくことが大切なんだ。

ミ:へ~、プライスボードにはそんなこともかかれているのね。

マ:前の所有者がどんな職業についていたか、ということまでは書かれていないけど、「自家用」としてつかわれていたか、「営業用」として仕事で使われていたかということはしっかり表示されているんだ。

(※この2つのほかに、「レンタカー」として使われていた場合も、そのことが別途明示されます。また、自動車教習所等で使用されたもの、海外で使用されたもの、使用区分の分からないものは「その他」と表示される場合もあります)

ミ:なるほどね。使用歴を確認して、クルマがどのくらい使われていたかを判断することが大事なのね。

マ:そう、その通り。

ミ:はあい、質問です。いくら営業用で使っていたとかプライベートで使っていたとかが分かっても、人によって乗る回数がずいぶんちがうと思います。一般のクルマだって、毎日毎日乗っている人とあんまり乗らない人じゃ、ずいぶんちがうと思うんですけど、そのあたりはどうなんですか?

マ:お、いい質問だね。クルマがどのくらい使われたか、もっとくわしく知るためにあるのが「走行距離数」なんだ。

ミ:クルマがそれまでに走った距離の合計のことね。

マ:うん。クルマの走行距離数にはこんな目安があるんだよ。

新車から3年が経過した車について

判断基準

走行距離

使用状況・用途

極めて少ない

2万km未満

たまに乗る人、買い物程度、土日のみ乗る人、土日のレジャーと普段の買い物程度、近距離通勤

少ない

2万km~4万km未満

普通

4万km~6万km未満

通勤に使用、通勤&レジャー他

多い

7万km~以上

遠距離通勤、商用他

(社団法人日本中古自動車販売協会連合会、必携中古自動車販売ハンドブックより)

マ:これもあくまでも目安の数字なんだけど、走行距離はクルマの使用程度を知るためにいちばん頼りにできる数字といえるね。

ミ:ふうん。じゃあ、わたしも買うときに、できるだけ走行距離数が少ないクルマをさがした方がいいってことかしら?

マ:いや、別に走行距離数の多いクルマは良くない、というわけではないんだ。もちろん、前の持ち主がきちんと手入れをしているようなクルマであれば、走行距離のわりに痛みが少ないこともあるし、逆に、あまり乗っていないのに手入れをおこたった結果、痛みがひどくなってしまうということもあるからね。

ミ:それはもったいないわね。中古車の味方のわたしは、そんな使い方ゆるしませんよ。ぷんぷん。

マ:たとえば、レンタカーはたくさんの人が乗っていて、走行距離数が多めになっているかもしれないけど、日常点検や定期点検を業務的にしっかりやっていると考えられる。

ミ:そういわれてみればそうよね。

マ:ほかにも、短い距離で乗ったり停めたりを繰り返していて走行距離数が少なめのクルマと、高速道路を走ることが多くて走行距離数が多めになっているクルマを比べてみると、走行距離数が少ないからといって必ずしもコンディションがいいとは言い切れないかもしれないよね。

ミ:むむぅ・・・なるほど。

マ:それに、買う人の用途によっても走行距離のとらえ方が違うかもしれないからね。

ミ:ん? 走行距離数が多い方がいいって人がいるってこと?

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