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マドリッドからスペイン各地をずうっと旅をして来て数日間。
ようやくスペイン語も簡単な単語ならほんのり解り始めたというのに
旅の最後のバルセロナに来てショッキングな事実が!
ここ、バルセロナはスペイン語ではなく、
カタルーニャ語がメインなのです。
おかげで駅に着いたとたん、
「えーと、出口は“SALIDA”だから…」と、
表示を探しても見つけられず、一瞬、固まってしまいました。
この街では「出口」なんていう簡単な言葉でも違う単語なんですね~。
トホホ。「出口」とか「トイレ」なんていう大切な単語は、
世界どこでも共通のユニバーサルデザインの表示にして欲しいと願うワタシなのでした。
そう言えば、日本に初めて来たアメリカ人のお友達が
前にレストランのトイレに入れず、困っていたっけ。
日本語が解らない彼は「紳士用」「婦人用」と書かれていても
読めないので、誰か他の人が来てトイレに入れば、どちらが男性用か
解るはず…と、忍耐強くずうっと入り口で立って待っていたのでした。
ユニバーサルデザインにすれば、そんなコトもなくなりますよね?
さてそんな中、ユニバーサルじゃない表示とカタルーニャ語で
またしても迷子になりつつも
バルセロナに来たらここに行かないワケにはいかない名所へ行って来ました。
それは、「サグラダ・ファミリア」です!
日本語だと「聖家族教会」と訳されるこの建築物は
完成までにあと200年あまりもかかると言われている
ガウディの作品です。
現地で聞いたところによると、ワタシたちのような
世界中からやって来る観光客が支払う入場料だけで
年間230億円くらいがこの教会に入るんですって。
しかも、教会が完成していないので
バチカン(ローマカトリックの総本山ですね)にはお金を納めなくてもよく、
なおかつ宗教団体なので無税なワケです。
工事現場を見せるだけで
230億円…ワタシには見当もつかない額です。
ココに来るまでは、サグラダ・ファミリアって、
ガウディのデザインがスゴ過ぎて
完成までに長年かかっていると思っていたワタシですが
どうやらそれだけではないような気がしてきました。
ずうっと完成しないほうがいいなぁ~と思っているヒトがいるんじゃないかしら?
と、そんな下世話な話はさておいて、やっぱりスゴイ迫力のサグラダ・ファミリアです。
【こちらは裏口(?)「磔の門」。
キリストが十字架にかけられ、下ではマリアが泣いています】
ガウディさんは後世にこんなことになるとは露知らず、
素晴らしい才能をこの教会造りに発揮したんですよね。
【ガウディさんの肖像。髪の毛の少なさ具合から見て晩年の姿?】
最初は教会の入り口付近でポカーンとクチをあけて
とんがった塔を見上げていたワタシ。
すると、その塔のてっぺんまで昇れるらしいという情報を
ゲットしたのでさっそくLet's go! と階段を昇ること数十段。
でも、途中で脚がガクガクし始めてちょっと後悔…。
エレベーターにすればヨカッタ…(汗)。
とは言え、階段が極端に狭く、らせんを描いている上に
昇ってくる人たちがずうっと列をなして渋滞しているため、
途中で足を止めて休憩することはおろか、
引き返すことなんて不可能なのです。ふえーん!
でもでも、途中の小さな窓から見渡す街の景色は
とっても綺麗でしたし、下からだと豆粒みたいだった
塔の細かな装飾も間近で見られました。
【「誕生の門」からだと小さくしか見えない鳩も、塔の途中からだと、こんな近くに】
その後は、サグラダ・ファミリアから地下鉄でひと駅の
「サン・パウ病院」へ。
【おしゃれな造りの病院ですよね~】
こちらは、ガウディのライバルだったと言われる建築家、
リュイス・ドメネク・イ・モンタールのデザインによるものです。
ここも世界遺産なんですけど、
驚いたことに、今も病院としてしっかり使われているんですヨ。
【病院というより美術館のような外観】
【でも確かに病院だと書かれた床の表示】
広大な敷地内にはこんな建物が40余りもあり、
それらは何と、地下でつながっているんですって!
【廊下の天井だけでもこんなに素晴らしいデザイン】
そうそう、余談ですけど、スペインって医療費は無料なんだそうですね。
無料なうえに、世界遺産の美しい病院で治療できるなんて
すごい幸せな気がします。
老クマになったら、スペインに移住しようかな、なーんて、
ちょっとだけ考えたワタシでした。
投稿者 mi-chan : 2006年02月08日 23:08




