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旅行 骨付きカルビの夜

韓国民族村をあとにして、
世界遺産の水原華城(スウォンファソン)へ移動~♪
まず、民族村の無料シャトルバスで
一度水原駅へ戻り、そこから一般のバスで水原華城へ。

ところが、案内所で教えてもらった
華城行きのバスがなかなか来ません。
バスについている番号がワタシたちの唯一の目印なのですが
教えてもらった番号以外のバスはどんどこやって来るのに
該当する番号をつけたバスだけが来ないのです。
しばらく待っていると、ようやく、該当する番号のひとつが来ました!
でも、単なる数字だけではなく、「-1」(ハイフン1)と書いているんですよね~。
超不安…。

仕方なく、バスの運転手さんに
「スウォンファソン、カヨ?(水原華城に行きますか?)」と
聞くと、うんうん、と頷いたのでヨッシャ! と乗り込み、
運転手さんのすぐ後ろの席に座りました。
大きな身体でサングラスもしてるし、ちょっとコワそうな運転手さんです。

案内所のお姉さんには、通りを左折して
華城のランドマーク「八達門(パルダルモン)」が見えたら
“降ります”のブザーを鳴らすように言われていたので、
ワタシもともちんも、目を皿のようにしてパルダルモンを探しました。
おっ、門が見えたっ。

P6080111.JPG


ともちんと顔を見合わせ、ブザーを押そうと手を伸ばした瞬間…
「まだまだっ!」
運転手さんが日本語で叫びました。
びっくりしたぁ~。
しかも「まだまだ」って…。
戸惑っていると、運転手さんったら
そこからは早口の韓国語でペラペラペラ。
まったくもってワカリマセン…(涙)。
固まってしまったワタシたち。

すると、次の停留所に差しかかった瞬間、
運転手さん自らピンポーン、と
ブザーを押して、バスを停車させました。
身振りで「おまいら、ここで降りれ!」と言っているようです。
「ヨギ?(ここ?)」
と、聞くと、ウンウンと頷いたので、
ワタシたちは
「カムサハムニダー(ありがとうございましたぁっ)」と
逃げるようにバスを降りたのでした。

それにしても、運転手さんは、なぜ「まだ」という日本語だけご存知?
そして、なぜワタシたちが日本語の分かるクマだと分かったのかしら?
ちょっとコワいと思っちゃったけど、
ブザーも押してくれたし、本当はとっても親切な運転手さんだったんだと思います。

そんなこんなで降り立った見知らぬところで
キョロキョロとあたりを見渡すと、通りの向こうに
水原華城のインフォメーションと、
真っ赤な門が見えてきました。
運転手さんはあそこへ行けと言っていたのね…。

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とことこと真っ赤な門まで行くと
城内の見どころを小さな列車でコンパクトに回ってくれるという案内が。
真面目に城壁に沿ってすべての建造物を歩いて見て回ると
10kmくらいあると聞いていたので
楽したがりグマのワタシたち姉妹は、迷わず列車コースをチョイスしました。

ところが、うろうろしても列車乗り場が見つかりません。
そのうち、大粒の雨が降り出してしまいました。
慌てて案内係のお姉さんに聞くと
「オヌルン、ピガワヨ…(今日は雨なので、列車は中止です)」とのこと。
ガーン…。

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しかたなく、徒歩で山の上にあるお城へ行こうかと思ったとき、
ピカッ、ゴロゴロゴロ、ドーン! と、ド派手な雷が。
大陸と繋がっているだけあって、韓国の雨や雷はダイナミックです。

P6080115.JPG
【美しい城壁を眺めながら登山しようとしたら…】

妹クマ・ともちんが
「ぎょえ~、コワいよ~」とベソをかき始めました。
ともちんは、雷が大嫌い。
クマクマ星には雷がないので
地球に来て最初に雷を経験した時、
「ミーちゃん、今のなぁに? 花火?」と言ったんですヨ。
こんなに怖がるなら、最初の時に
「そうだよ、花火だよ」と言っておけば良かったですかね~。

雨も大粒になって、雷も止みそうにないので予定変更。
ワタシたちはタクシーに乗って、ちょっと早い夕飯を食べに行くことにしました。
今日のディナーは、焼肉です♪
水原は、ワタシたちが日ごろよく食べている
ヤンニョムカルビ(味付けカルビ)の発祥の地。

発祥とか元祖、という言葉に弱いワタシたちは、
韓国で新聞記者をされていた方の著書「韓国を食べる」に
出ていた「本スウォンカルビ」というお店へ向かいました。

P6080116.JPG
【じゃーん、これが水原(スウォン)カルビです!】

スウォンのカルビは、
ワン(王様)カルビと言うだけあって、
大きいんですね~♪

そして、ワタシたちがいつも焼肉屋さんで食べている
味付けカルビは、醤油ベースの味が付いていますが
スウォンカルビは、塩だれベースなのが特徴なんです。
だから、深みがありながらも、さっぱりしたお味。
こーんなに大きくてもパクパクとイケちゃいます。
ちなみにコレが一人前でーす。

韓国では毎度おなじみの野菜やおかずもたっぷりついているので
肉・野菜・野菜・おかず・肉…といった感じで
ワタシもともちんも無言でひたすら
食べまくりました!

そして、ワタシはここで目からウロコな出来事に出会いました。

スウォンカルビは骨付きカルビなんですが、
お店のおばちゃんがお肉の部分をパチパチとハサミで
切って焼いてくれた後、骨の部分もよーく焼いてくれたんです。
この骨、どーすんだろう?
と、思っていたら、ハサミを上手に使って
骨についている薄皮や、骨のふちの肉までクリクリッとこそげとってくれたんですね。

P6080117.JPG

で、それを焼き網へ。

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「食べていいの?」と聞くと、もちろんだと言わんばかりに頷くおばちゃん。
恐る恐る口にしてみると…
うぎゃーっ、おいすぃ~!!
美味すぎるぅ♪
お肉の部分もおいしかったのですが、
それとはまったく別物の深い旨味とコリコリ感。
甘みすら感じられます。

今までワタシが食べていた骨付きカルビっていったい何だったの?
と、涙してしまいましたよ~。
ちょっとだけ骨の周りをカリカリっと齧っただけでフィニッシュ、
にしていた自分がスーパーおバカに思えました。
今まで何てもったいないことしてたんでしょう!
でも、こんなふうに上手にハサミで骨についた皮を引き剥がしてくれたヒトは
これまでいなかったんだもの!

これからは骨付きカルビ様(様づけになりました)に対する考え方を改めよう♪
と思った土砂降りの午後なのでした。

投稿者 mi-chan : 2006年06月14日 23:56

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