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ショッピング友達であると同時に映画鑑賞友達でもあるまなみさんが
「私、ギリアム作品はハズせないわ!」
と、キッパリ言うので、ついついつられて、
何の予備知識もなしに
「ローズ・イン・タイドランド」を観に行きました。
テリー・ギリアム監督は、「12モンキーズ」などで有名な奇才です。
ついこの間、「ブラザー・グリム」を発表したばかりだというのに
もう新作なんて、すごい精力的ですよね。
聞いたところによると
「ブラザーズ・グリム」の編集中のお休み期間を利用して
この映画を撮影したらしいです。
2000年に、ジョニー・デップ主演で
念願のドン・キホーテの映画を撮ろうとしたものの、
さまざまな障害と不運に見舞われ、
ついに挫折してしまったという苦い経験
(詳しくは「ロスト・イン・ラマンチャ」という
ドキュメンタリー映画に描かれています)があるから
撮りたいものはドンドン作ってしまうことにしたのかも知れませんね。
「ローズ・イン・タイドランド」は、
ギリアム監督版“不思議の国のアリス”と言われる奇想天外なお話です。
主人公は、“不思議の国のアリス”を読むのが
大好きな10才の女の子、ジェライザ=ローズ。
彼女は、元ロックスターのパパと、
昔は綺麗だったのにすっかり変わってしまったママの
世話をして暮らしています。
ところがある日、ママが急死。
パパと2人で今は亡きおばあちゃんの家に
引っ越すことになるのですが、
着いて早々、パパが“バケーション”に出てしまい、
彼女はひとりぼっちに。
そんな時、しゃべる灰色リスや不思議なおばさんと出会って…。
主人公のジェライザ=ローズを演じたのは
「サイレント・ヒル」にも出ている子役のジョデル・フェルランド。
無邪気でキュートな子どもの表情をしたかと思うと、
大人を翻弄するような、ちょっと色っぽい顔つきや仕草を見せたりもして、
ドキッとさせる演技をします。
最近では、あのダコタ・ファニングちゃんと並ぶ
天才子役と言われているらしいですが
それも納得です。
そして、ワタシがこの映画で一番ビックリしたのは
ジェライザ=ローズのママを演じたジェニファー・ティリーです。
彼女は、ジーナ・ガーションと共演した
クライム・サスペンス「バウンド」で
有名になった女優さんです。
「ホーンテッド・マンション」では、
ディズニーランドの同名アトラクションでお馴染みの
しゃべる水晶玉の中のマダムを演じていました。
その他にも色々な映画に出ていますが、
肉感的でパワフルなセクシー美女というイメージがありました。
お姉さんのメグ・ティリーも“ボン・キュッ・ボン”なボディの女優さんなんですよね。
ところが、「ローズ・イン・タイドランド」で久々に見た彼女は、
すっかり太ってカラダのラインも大変なことに。
最初に出て来るシーンなんて、
ジェニファー・ティリーだとは気づかず、
セリフを言った声を聞いて、初めて分かったくらいでした。
彼女の声はとても特徴があるので…。
昔は綺麗で、今は太ってしまった、という役柄ではありますが
その役作りのためだけに、ここまで崩したのなら、スゴイと思います。
彼女が出演するのは前半の数シーンだけですが
すごく印象的でした。
ちなみに、タイトルの“タイドランド”とは、干潟のことですが、
“境界線”という意味もあるそうで、
ジェライザ=ローズの旅する幻想と現実の境界線、もあらわすのだとか。
そんなギリアム監督らしさいっぱいの幻想的でショッキングな
不思議ワールドに翻弄されて、見終わってしばらくクラクラしてしまったワタシでした。
投稿者 mi-chan : 2006年07月09日 22:15




