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クロミちゃんと謎の逆走おじさん

ワタシはお家の近所のほとんどの猫ちゃんと顔見知りです。

少し前、ワタシの家から少し離れたところにあるスーパーの
前のお家の塀に、見知らぬ黒い子猫が座っていました。
「おっ、新顔だねっ」と声をかけると、
その黒にゃんこは、すごくビックリして塀の影に隠れました。
でも、耳と目は塀から出ていたので
(私のことが気になるけど、ちょっとコワかったみたい…)
色々と話しかけていたら、そのお宅の入り口に
ダンボールで作った小さなお家があるのに気づきました。

ダンボールハウスの入り口には
「KUROMI」と、マジックで書かれていました。
このにゃんこのお家のようです。
「そっかー、クロミちゃんって言うのかぁ。
クロミちゃん♪」
と、黒にゃんこに声をかけたものの、
まだ怯えていて反応してくれません。
仕方がないのでワタシは「またね~」と手を振って
その場を立ち去りました。

そして今日の夕方、そのお家の前を通りかかったら
クロミちゃんが道路で寝転がってリラックスしていました。
「おっ、クロミちゃん」と言うと、
クロミちゃんはこっちを向いて「なぁに~?」とお返事。
きっと、数ヶ月前は子どもすぎて、
まだ自分の名前を覚えていなかったんですね。
今日の彼女は、ワタシが色々話しかけると
フレンドリーにたくさん返事をしてくれました。

ようやくクロミちゃんと仲良くなれて
嬉しくなったワタシは、しばらくの間、クロミちゃんと一緒に
道端にしゃがんで、2匹でおしゃべりを楽しんでいました。
いつの間にか、日が沈んであたりは真っ暗に。
クロミちゃんの眼も、瞳孔が開いて夜用のお目目になってきました。

「クロミちゃん、ダンボールハウスって涼しいの~?」
「ん~、まあまあかな」
などとワタシたちが話していると、
パタパタパタ…という足音がどこからか聞こえてきました。
クロミちゃんがいち早く察知して、ハッと音のするほうを見たので
ワタシもつられて見てみると…
向こうから、ジョギングしているオジサンが走ってきました。
それだけならよく見かける光景なんですけど
そのオジサンは何と、逆向きというか、後ろを向いたまま走っていたんです!
それも結構なスピードで。

ワタシとクロミちゃんは何だか怖くなってしまい、
手と手を取り合って、
そのおじさんがワタシたちの前を後ろ向きで通り過ぎるのを見守りました。
逆走がカラダにいいとは聞いたことがありますけれど
まさか本当に実行している人がいるなんて~!

「人間って…たまに変なことするよね」
クロミちゃんがつぶやきました。
ワタシも同感です。

と言いつつ、ワタシもダイエットのために
デューク更家さんのウォーキングをしながらお散歩しようとしたことが…。
でも、アレって手と足の動きとともに「シュッ、シュッ」って
言わなくちゃいけないから
すごく不審なクマに見られそうで断念したんです。
健康やダイエットのためには
人目など気にしていてはイケナイのかも知れませんね。

ともあれ、不思議なオジサンとの遭遇のおかげで
ワタシとクロミちゃんの仲は今日、一気に深まったのでした。

投稿者 mi-chan : 2006年08月30日 21:24

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