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昨日から公開されている「パッチギ!LOVE&PEACE」 は、
’05年の大ヒット映画「パッチギ!」の続編です。
今回は舞台を東京へ移し、
前作の主人公であるアンソンとキョンジャ兄妹のその後と、
彼らの父親世代の物語がダイナミックに描かれています。
’74年の東京。
アンソン一家は難病を抱える息子・チャンスの治療のため、
アンソンの叔父が営む江東区のサンダル工場へと身を寄せていました。
ある日、アンソンは、ひょんなことから
気のいい国鉄職員の佐藤と知り合い、親しくなります。
一方、芸能プロダクションにスカウトされたキョンジャは、
自らの出自を隠してタレントの仕事を始めます。
一家の懸命の願いもむなしく
チャンスの病状は悪化して行きます。
病気の治療には渡米するしかない、と医師から言われたアンソンは
佐藤と共に危険な賭けに出ることにするのですが…。
前作同様、在日朝鮮人の悲哀とパワフルな生き様が胸を打つ作品です。
国鉄職員の佐藤を演じているのは、タレントの藤井隆さんなのですが
彼がとてもいい味を出していて好感が持てました。
佐藤がアンソンに自分の秘密を電車の中で告白するシーンは
この映画でワタシが一番グッと来たところです。
また、キョンジャ役の中村ゆりさんは、
本当に在日韓国人3世のお父さんと、韓国生まれのお母さんを
ご両親に持っている方なんだそうです(今日の朝日新聞のインタビュー記事で知りました)。
監督の井筒さんはオーディション時、
ゆりさんの芯の強いイメージとヒロインのキャラクターがマッチするからと
彼女を選んだそうで、本当にキョンジャと同じ背景を背負っている子だとは
知らなかったんだとか。
そんな事実を知ってから映画のさまざまなシーンを思い返してみると、
最初に感じたのとは、また少し違った印象になりました。
前作で
亡くなった高校生のお棺を自宅に入れる時に玄関の間口が狭くて入らず、
玄関の戸を叩き壊してお棺を部屋に入れる、というシーンがありました。
これは、この映画のプロデューサーさんの実話なんだそうです。
そして今回は、家族の難病の治療法を求めて
全国を引っ越して歩いたアンソン一家が出てきますが
これもプロデューサーさんのお家の実話で、
チャンスのモデルになったのはプロデューサーのお兄さんだそうです。
笑って泣ける人間ドラマが前作を上回るスケールで展開される「パッチギ!LOVE&PEACE」。
前作の方が好きだった、という声も聞かれますが
それは両方見比べたから言えることなので
前作が楽しかった、という方はぜひ今回も観てもらいたいです。
昭和の芸能界の様子やファッションなども忠実に再現されていて
興味深いですよ。
投稿者 mi-chan : 2007年05月20日 22:26
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