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映画 フリーダム・ライターズ

「ボーイズ・ドント・クライ」「ミリオンダラー・ベイビー」で
2度のアカデミー賞に輝くヒラリー・スワンクが原作に共感し、
主演のみならず製作も買って出た映画「フリーダム・ライターズ」。

 “落ちこぼれの不良”と周囲から烙印を押され、
見放されている生徒たち全員の意識を変え、
犯罪と貧困のスパイラルから抜け出る方法を説いた新米英語教師の姿を描いた
このお話は、何とつい10年ほど前にあった実話なんだそうです。

94年、人種が激しく対立、銃やナイフ、ドラッグが飛び交う
ロサンゼルスの公立高校に赴任した新米教師のエリン。
彼女は荒んでいる生徒たちに互いを知らずに憎み合うことの愚かさと恐ろしさを教え、
さらには自費でノートを買い与えて日記を書くよう勧めるのでした。

貧しいから教育を受けられない、
教育を受けられないから仕事に就けず貧しい、
貧しいから心が荒んで暴力を選ぶ、高校卒業まで命があれば御の字…
こんなスラムの実態を目の当たりにしたエリンは、
ナチスドイツのホロコーストといった歴史的な事実も知らない生徒たちを
ホロコースト博物館に連れて行くなどして彼らの意識を根本から変えていきます。
しがない一教師であるエリンは、彼らに十分な書物を読ませたいと
放課後や休日にデパートで店員をしたりしてアルバイトをし、
その収入で生徒たちの本を購入します。
スゴイ先生ですよね。
それまでの先生はみんな、生徒たちを見捨てて
「新しい書籍なんて渡したら失くすか、売り払うに決まってる」と
決め付けていたというのに…。

生徒たちは、ここまでしてくれるエリンに心を開き、
日記に本音を綴ることをきっかけにして勉強にも興味を抱くようになります。
そして、どんどん知的になっていき、
「アンネの日記」のミープさんをアメリカに招待したり、
最後にはクラス全員が大学へ進学するという奇跡を生み出すのです。
彼らのほとんどは、一族で初めて大学に行く子どもだったそうです。

ドラマ「グレイズ・アナトミー」で人気が復活したパトリック・デンプシーが
ヒラリー・スワンク扮するエリンの旦那さんの役で出演しているのですが、
生徒たちと強い絆を結んでいく奥さんを理解できない男性なんです。
「夢は夢で、そんなことでは実際は生きていけないんだ」
みたいなことを言っちゃって、んもー、現実的という名の下に
実は精神的に弱いダンナで、アッタマに来ちゃいました(笑)。

新米先生とダメ生徒たちの奇跡の実話は、
自分が変われば世界も変わる!
ということを改めて教えてくれる感動の一本です。
2000年公開のメリル・ストリープ主演「ミュージック・オブ・ハート」にも
ちょっと似ているお話ではありますが、
実話好きなワタシとしてはかなり気に入ってしまった作品でした。
エリン先生の書いた原作も読んでみたいですね~。

投稿者 mi-chan : 2007年07月28日 22:36

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