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映画 モーテル

アメリカの映画やドラマを見ていると、
郊外にある小さな宿・モーテルがよく出てきますよね。
ロードムービーなどでは当たり前だし、
有名な映画では、あの「サイコ」の舞台が有名です。
ベイツ・モーテルですね。

ワタシは何度もアメリカに行っているのですが
このモーテルというものにまだ泊まったことがありません。
いつもホテルなんですよねー。
なので、ちょっと憧れています。
これぞアメリカってカンジじゃないですか。
「サイコ」を観た時は、「モーテルって怖いなぁ」と震えたものですが
主演のノーマン・ベイツ役のアンソニー・パーキンスももういないことだし(92年没)、
リメイク版のヴィンス・ヴォーンなんて今やすっかりコメディアンだし(笑)、
もはやサイコキラーなモーテルオーナーはいない、大丈夫だぜぃ♪ って思ってたんです。
そう、この映画を今日、観るまでは…。

今日、ワタシがうっかり観ちゃったのは、
その名も「モーテル」という作品です。

幼い息子を亡くしたことで結婚生活が破綻、
離婚を決意した若い夫婦のデヴィッドとエイミーは、
ドライブの帰り道で車が故障したため、
見知らぬ町の小さなモーテルに泊まることになります。
風変わりなオーナーが気にかかったものの、
仕方なくモーテルの部屋へ入った2人。

部屋は案の定さびれていて、ベッドがほこりだらけだったり、
洗面所がボロボロだったり…とサイアクなことばかり。
だから泊まりたくないって言ったのに…と不機嫌になる奥さんでしたが
その時、隣室から激しく壁を叩く音がして不気味さが倍増します。
そのうえ、
部屋に置かれていたビデオテープを何の気なしに再生した2人は、
驚愕の映像を目にすることになるのです。
テープには、本当の殺人の様子が映し出されていて
しかも、その場所は今2人がいる部屋なのでした!

スナッフ・フィルム(本物の殺人を撮影したテープ)を
題材にした作品でありながら
過激なスプラッタシーンなどを用いず、
敢えてクラシックな雰囲気で怖さを演出した正統派スリラーです。
オープニングタイトルなんかは、ヒッチコックの香りがしました。

スナッフ・フィルムと言えば、
ニコラス・ケイジ主演の「8mm」っていう映画が以前ありましたが、
あんなグロテスクでもないし、難解でもないです。
でも、すごくドキドキハラハラさせられます。

離婚寸前の妻を好演しているのは、
「パールハーバー」「アンダーワールド」のケイト・ベッキンセール。
だんなさんに対する冷めた態度や何気ない仕草が
すごく自然で、上手だなぁって思いました。
彼女を最初に見たのは、映画「ブロークダウン・パレス」でしたが
あの頃に比べると格段に美しくなり、演技派になりましたよね。
以前は、出っ歯気味の口元ばかりが目立って(失礼!)
あまり好きではない女優さんでしたけど、
「セレンディピティ」あたりから垢抜けて来て、
「アビエイター」では美しさとともに
大人の女性としての粋みたいなものも感じさせたし、
「もしも昨日が選べたら…」では、コメディなのがもったいないくらい、
すっごくスタイリッシュで綺麗でした。

そんなケイト・ベッキンセールの恐怖演技も手伝って、
モーテルの怖さをこの映画でとことん体験させてもらいました。

最初から細かな演出の積み重ねでじわじわと怖くさせ、
クライマックスでは
「どんな終わり方でもいいから早くエンディングになって~」
と思ってしまうくらい、ビクビクしてしまいましたよー。

そして、映画館から帰り道、ワタシが得た結論。
「やっぱり宿泊は、これからもホテルかな…」(小心グマ)。

投稿者 mi-chan : 2007年11月17日 22:57

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