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映画 マイティ・ハート 愛と絆

ワタシが以前から楽しみにしていた
映画「マイティ・ハート 愛と絆」がついに公開されました。
この作品は、
02年、パキスタンで取材中にテロリストによって
誘拐された記者、ダニエル・パールさんの事件の真相について
妻・マリアンヌさんが綴ったノンフィクションを基にしたトゥルーストーリーです。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の記者、ダニエル・パールさんと
妻でジャーナリストのマリアンヌさんは、
9.11後の世界情勢の取材のため、各国を回った後、
02年の1月、パキスタンのカラチへとやって来ます。
妊娠6ヶ月のマリアンヌさんの出産もあるため、
あと1つ、取材を終えたらアメリカへ帰ろうと言い、
その取材に出かけたダニーさんでしたが、
マリアンヌさんとの夕食の約束の時間に戻りませんでした。
ダニーさんは、取材で何か重要なことを知ってしまい、
何者かに誘拐されてしまったのです。
マリアンヌさんは、あらゆる手を尽くして夫の行方を追いますが
イスラム社会ならではの複雑な事情も手伝い、
事態はなかなか明らかになりません。

そして、30日後、ついにマリアンヌさんは、
ダニーさんが突き止めた衝撃の真実を知ることになります…。

恥ずかしいことに、ワタシはこのダニエル・パールさんの事件を
覚えていませんでした。
きっと02年当時、テレビのニュースや新聞などで
ジャーナリストが誘拐されたという報道は見たり読んだりしたはずなのですが…。

映画「ホテル・ルワンダ」の中に
「世界の人々は、ルワンダの虐殺のニュース映像を見て“ひどいね”と言うだろう。
でも次の瞬間、何事もなかったかのようにディナーに戻ってしまう」
と言うセリフがありましたが、
ダニエルさんの事件もそんな1つだと思いました。
世界のどこかで起きた気の毒な事件、として
流し読みしてしまった自分が、ホントに嫌になります。

ところで、この「マイティ・ハート 愛と絆」の製作を手がけたのは、
ハリウッド俳優のブラッド・ピットです。
マリアンヌさんの書いた回想録を読み、
彼女の勇気と、寛容な心(マイティ・ハート)に感動したブラピは、
マリアンヌさんに直接交渉して映画化を実現させたんだそうです。
他にもたくさんの人たちが映画化を希望していたそうなのですが
マリアンヌさんによると
「私の本を読んで、交渉に来てくれたのはブラッドだけだった」んだとか。
ブラピの真摯で誠実な交渉は素晴らしいですけど
それ以前に、映画化したいと思っているほかの製作者たちが
本も読まずに交渉に行ったってことのほうが
ちょっと信じられないなー…と思ってしまいました。

ブラピが最初に映画化の話を進めていた頃は
ジェニファー・アニストンとまだ結婚していた時期で
製作会社も2人で共同でやっていたんですよね。
なので、当初はジェンがこの映画の主演を務めるのでは…
と囁かれていました。

ところが、映画というのはすぐには製作スタートするわけではないので
数年の準備期間を経ているうちに
ブラピのパートナーは、アンジェリーナ・ジョリーに変わってしまいました。

偶然にも、
アンジェリーナ・ジョリーは、映画化の話が進む前から
マリアンヌさんと友達だったらしいです。
そして、この映画の主役をアンジーが演ることに決定。
アンジーは、マリアンヌさんと自分が人種が違うことや、
尊敬している大切な友人を演じることに不安を抱き、
ブラピはブラピで、自分の恋人を主演にすることに抵抗を覚えていたそうです。
「自分のパートナーだから起用した」と思われたくなかったらしいですよ。
でも、出来上がった作品を見ると、
やっぱりアンジーで良かったのかなって思いました。
申し訳ないけれど、ジェニファー・アニストンでは
このヘビーな役どころはちょっと演じ切れなかった気がします。

加えて、テーマがテーマなだけにブラピたち製作陣は、
パキスタンでテログループから「映画製作を中止せよ」という脅迫を受けたんですって。
そんな圧力がかかるということは、
ダニーさんとマリアンヌさんが遭遇する事件が
とてもアンタッチャブルな話だということの証でもありますよね。

映画に感動したワタシは、帰り道でマリアンヌさんの回想録を買いました。
事件を知った世界中の人たちが、激励のため、
マリアンヌさんに贈った真心の手紙の内容がたくさん掲載されているのですが、
これがまた心を打つ文章ばかりで…今見た映画の内容と重なり、
涙が止まりませんでした。

この映画をご覧になって、感銘を受けた方は
ぜひ原作もお読みになることをオススメしたいです。

楽しいと思える映画ではないですが
「この映画と出会えて良かった」と思える作品でした。
ブラッド・ピットは、プロデューサーとしてもいい腕を持っているんですね~。
天は、選ばれた人には二物も三物も与えるのですね♪

投稿者 mi-chan : 2007年11月26日 21:04

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