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今日は、トシちゃんと一緒に上野の国立西洋美術館へ行きました。
今は「ムンク展」を開催中なんですよー。
ムンクさんと言えば「叫び」が有名ですが
今回は、「叫び」は印刷されたものが展示されていて、ちょっとガッカリ。
やっぱり、国の大切な宝物だから、国外へはそうやすやすと貸し出さないのかしら?
それと、前に「水曜どうでしょう」で大泉洋さんたちが、
ノルウェーのムンク美術館に行ったときに買って旅の道中、
さんざん遊んでいた「叫び」の形の空気を入れてふくらます人形みたいなのが
欲しかったんですけど、ミュージアムショップでは売っていませんでした。
すごく残念。
やっぱりノルウェーに行くしかないのね~。
会場の作品を見て、まずワタシが感じたのは
ムンクさんは、常に死との恐怖と闘っていた人だったのでは…ということでした。
彼の作品のほとんどに死体や白骨、しゃれこうべなどが描かれていて、
中には、死臭ただよう部屋にいる人々なんていう作品もあったりして…。
幸せそうな男女の姿の足元に白骨とか、血まみれの花…。
美女の裸像の下に死んだ胎児…。もうそんな絵ばっかりでした。
そして、彼の描く人物は、みんな目が空洞で不気味。
これもまた、「生」を感じさせないんですね。
トシちゃんも「何だか陰鬱な気持ちにさせる絵しかないんだね」と、
ちょっと疲れてしまったようです。
絵のそばに展示された解説によると
ムンクさんは、5歳の時にお母さんを結核で失い、
お姉さんも15歳で結核で亡くなっています。
そして、妹さんは、生涯、ウツ症状で苦しんでいたそうです。
そんな環境で育ったら、そりゃー「死」のことばっかり考えてしまうのも
無理ないのかもしれません。
そして、筆の力強さと勢いは感じるものの、絵のトーンがどれも暗く、
濁った色合いばかりを使っている理由も
何となく分かったような気がしました。
そして、ムンクさん自身も若いときから不倫など、刹那的な恋愛を重ね、
別れ話のもつれから拳銃で左手を撃ってしまったりしたこともあったそうです。
さらに右目の血管が破裂して、失明していたらしいですね。
画家というのは、なぜだかドラマティックな運命をエキセントリックに生きた人が多い気がします。
そして、そういう人が後世にまで残る名画を生み出しているんですよね。
作家にも多いかも知れません。
そんな激動の人生や、つらい経験と引き換えに、
誰にも真似できない才能を与えられているのだとしたら…ワタシならどっちがいいかなぁ。
ところで、このムンク展で、興味深いエピソードを知りました。
ある日、リッチな眼科医が自分の家の子ども部屋の壁の絵をムンクさんに注文したんでそうです。
それで、いつもの彼の絵を知っている眼科は、
「男女が接吻している絵とかは、子ども向けではないので
描かないで欲しい。明るい作品を」というリクエストの手紙を贈ったんですって。
でも、ムンクさんったら、描いちゃったんです。
公園で男女がイチャイチャしてる姿の絵。アチャー。
他の絵も何だかダークで、怖い感じ。
ワタシがそのおうちの子どもだったら、コワい夢見て、
毎晩泣いちゃうよ、って思いました。
ムンクさ~ん、だから子ども部屋だってばぁ。
っていうか、そういう絵を描く人だって知ってて、子ども部屋の絵を頼んだ人も
どうかと思いますけどぉ。
結局、それらの絵は、クライアントである眼科医に受け取りを拒否され、
ムンクさんは絵を引き取りました。
そのおかげで、今もその絵は美術館に残されているんですね。
その後も、オスロのチョコレート工場の食堂や、市庁舎などに
独特の絵画を残したムンクさん。
それらの絵も、ワタシにはどうにも理解しがたいものばかりでした。
北欧の人にだけ分かるセンスがあるのかも知れませんね。
投稿者 mi-chan : 2007年11月30日 22:56
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コメント
ムンクの絵を初めて本で見たときは、目の周りが黒くなった作品が
あったりして何なんだこれと思いましたが、孤独や退廃を描いてる
と知り、そうなんだという感じ(いまだに理解出来てない・汗)。
ムンクは中心的な作品群を連作とみなしてどんな組合せで、どんな
順序で配置するかアトリエで試行錯誤を重ねたそうです(←受け売り)。
来月中旬から兵庫県立美術館で開催されるので観に行きたいと思います。
投稿者 ちょあよ : 2007年12月04日 01:30
>ちょあよさん
こんにちは。
今回のムンク展でも
ムンクさんの思いを再現するべく
連作を並べて配置していました。
実際にムンクさんが自分の部屋に自作を並べて
いる写真などもありましたよ。
同じモチーフ、同じ構図の絵を、何度も描いていて、
少しずつ色や描くものの配置を変えてあり…
それを「フリーズ」と言い、壁絵のように帯状に作品を
連ねたことを意味するそうですが
ワタシのような凡人、いえ凡クマには
「あ、これ、さっき見た絵じゃん」
くらいの感想でしかなく…。
絵心のない子の限界です(笑)。
投稿者 ミーちゃん : 2007年12月04日 09:24




