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あまりの寒さに、実は既に日本に帰国してしまっているワタシたちです。
東京は暖かいなぁ~。
と、ゆっくり日本でくつろぎつつ、
昨日のブログのお城めぐりのお話、続きを書きますね~。
クロンボー城に行くために降りたヘルシンゴー駅に戻り、
今度は、来た時とは違う線に乗って、フレデリクスボー城を目指したワタシたち。
フレデリクスボー城は、北欧で一番美しいと称されるお城なんだそうです。
当初、ワタシはガイドブックで最寄の下車駅を下調べしておいたのですが、
朝、宿泊しているホテルを出発する際に、何気なくフロントのお姉さんに
「クロンボー城と、フレデリクスボー城に行きたいんだけど、
乗る電車はすぐに分かるかしら?」と、聞いてみました。
すると、お姉さんは親切にも
両方のお城の行き方をインターネットで調べて、
日本で言うところの「乗り換え案内」みたいなものをプリントアウトしてくれたんです。
コペンハーゲン→(所要時間50分)ヘルシンゴー行き→
ヘルシンゴー下車→クロンボー城(徒歩15分)…
みたいな感じの案内が細かくデンマーク語で記載されていました。
それによると
フレデリクスボー城は、ワタシが最初に調べた「ヒレルド」駅ではなく、
その2つ手前の駅で降りればいいと書いてありました。
お姉さんにも口頭で再度確認したら、その通りだとのこと。
いやー、助かっちゃったなぁ、プリントアウトまで貰っちゃって…と
ワタシは、その紙の指示通りに「Fredensborg」駅で下車。
お城、お城っと…。
閑散とした駅前通りで、「お城は、こっち」の看板を見つけたワタシたちは
「急がないと、日が暮れちゃうよぉ」と、早足でその方角へ歩きました。
時刻は14時すぎです。日没まであとわずかな時間しかありません。
前を歩いていたトシちゃんが
「お城、あったよー」と言って振り返りました。
でも…そこに建っていたのは白いお城でした。
ワタシ「違うもん、赤いお城、見に来たんだよ。これじゃないよ」
トシちゃん「え~?赤~!?」
ガイドブックに載っている写真のフレデリクスボー城は、
赤いレンガ造りでトンガリ屋根。
でも、目の前の建物は白い壁で丸い屋根…。
【こじんまり。この時、左横に衛兵さんが睨みをきかせて仁王立ちしてました】
ここってどこ? あのガイドブックに載ってる赤いお城はどこにあるの?
とりあえず白いお城に向かって歩き出したワタシたちの前に
真っ黒くて背高のっぽな毛皮の帽子をかぶった王室の衛兵さんが立ちはだかりました。
ギロリ、とワタシをにらみつけた兵隊さんは、
低い声で「NO!」と言い、お城の敷地に入ろうと一歩踏み出したトシちゃんを制止します。
怒られちゃった…。
ここはどこかも知りたかったし、
ガイドブックの写真を見せて、赤いお城のことも聞きたかったけど
会話なんて絶対にしてくれなさそうなオーラをバリバリ出している兵隊さん。
ヘタすれば腰に携えている鉄砲を出しちゃいそうな勢いです。
コワい…。
でもまぁ、兵隊さんが門番してるってことは、
間違いなく王室のお城なんだろーなー…と判断し、
「写真撮ってもいいですか」とだけ聞くと、顔は動かさず、
またまた目だけギロリ、とワタシに向けて、コクリと小さくうなずいた兵隊さん。
一枚だけお城の写真を撮らせていただき、
「ありがとう」と言ってみましたが、完全無視されてしまいました。
お仕事の邪魔してスミマセンでしたぁっ、と一目散に退散したワタシたちは、
兵隊さんの視界に入らない場所まで避難すると、
ちょっとシンキングタイム。
売店もあるにはあるけど、閉まっていて無人。
しかも、人っ子一人通らないので誰かに尋ねることも出来ないのです。
困ったなぁ…と、思いながら、ふとお城の看板を見たワタシ。
「Fredensborg」フ・レ・デン・ス・ボーかぁ…あれ?
フレデリクスボーじゃないじゃん!
そう、ワタシの行きたかった赤いお城は
「フレデリクスボー」だったのです。
ここは「フレデンスボー」じゃないの!
まぎらわしい名前を近くの城につけないでよねっ。
っていうか、こんな至近距離に城をいっぱい作んないでよっ。
王室の国というだけあって、そこいらじゅうにお城があるんですね~、この国ったら。
なので、
ホテルのお姉さんも、間違えて「フレデンスボー」の行き方案内を
プリントアウトしてしまったようでした。
ガイドブックに素直に従えば良かった…。
いえね、さっきこの駅で降りる時に、一瞬思ったんですよ、
ちょっと綴りが違うかなぁって。
でも、コペンハーゲンだって、
デンマーク語の表記だと「Kobenhavn」って書くんですよ。
だから「フレデリクス」って言うのも英語読みかなんかの発音で、
こっちの国の表記だと「Fredensborg」でいいのかなって
思っちゃったんですよねぇ。
そんなワタシの心の葛藤を知らないトシちゃんに
「何で間違えるわけ~?」と叱られながら、
「はいはい、あと2駅乗りましょう」と、
Fredensborg駅へと戻ることにしました。
しかし、東京と違い(当たり前ですけどね)、そう簡単に列車は来ないのでありました。
出入り自由な無人駅。駅舎はありましたが、鍵がかかっていて入れず、
別棟のトイレもドアに鍵がかかっていて使えず。
何て不親切なのかしら…。
寒さでカチカチに固まりつつ、無人の吹きさらしのホームで待つこと数十分。
電車がやって来ました。
ワタシ、今まで生きて来て
これほど電車の中の暖かさが心地よかったことってなかったです。
これまでに大雪のニューヨークも、零下のドイツも経験しているんですけどね、
何だかこんなに寒くなかった気がします。
インナーも、セーターも重ね着&分厚いダウンコート&ホカロン&極厚靴下&
マフラー・手袋・帽子の重装備だというのにこのツラさは、いったい…。
湿気が多くて空気が重くて冷たいんですよね。
そのおかげでお肌はあまり乾燥せずにすみましたが…。
でも、それでも今年の北欧は暖冬なんだそうですよ。
例年通りだったら、どんなことになっていたのかと思うとゾッとしちゃいます。
程なくしてヒレルド駅に到着。
お城までは、駅前からバスに乗るとラクチンのようなんですけど
何番のバスに乗っていいか分からないので
とりあえず何でもいいから停まっているバスの運転手さんに聞く、
という韓国やマカオでやりまくった作戦を実行!
スウェーデン、デンマークは、ホテルの人はもちろんのこと、
お店の人、駅員さん、通りすがりの人…と誰もが英語を話せるので本当に助かります。
スペインではホントに辛かったですからね~。
ワタシが聞き込みしたバスの運転手さんも
「私の後ろに停まっている700番台のバスに乗りなさい」と
早口の英語で教えてくれました。
そして、その該当するバスの運転手さんには
「フレデリクスボー城に行きますか?」という確認と共に
「降りるバス停になったら教えてくださいね~」とお願いもしちゃいました。
知らない場所で乗るバスで、このお願いが出来ると出来ないのとでは
安心感が雲泥の差なんですよね。
親切な人々のおかげで無事に念願のフレデリクスボー城に到着!
残念ながら15時を過ぎていたので城内には入れませんでしたが(閉めるの早いよね~)、
この豪華な外観だけでも十分満足出来ました♪
【帰り道にあった湖から見たフレデリクスボー城。夏には湖畔クルーズも出来るそうです】
予想外の失敗もあった一日でしたが、
結果的には計3つのお城を見ることが出来て
まぁ、良かったではないの…という結論に至りました。
あ、ちなみに後で街の人に聞いたところ、
間違って行っちゃった白いお城・フレデンスボー城は、
デンマーク王室の春と秋の住まいらしいということでした。
ということは、今は誰も住んでいないのに
この寒い中、衛兵さんを立たせていたんですね。カワイソすぎだわー。
あの兵隊さんが怖すぎピリピリオーラを醸し出していた
理由が分かった気がしました。
誰もいないトコに何時間も1人で立たされて、きっと頭に来てたんだね(違う?)。
投稿者 mi-chan : 2007年12月28日 22:10
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