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久々にブラッド・ピットが主演した映画が公開になりましたね~。
ここ最近、ブラピは製作に携わることが多くて、
キチンとメインを張った作品が少なかったですよね。
とは言ってもこの「ジェシー・ジェームズの暗殺」も、
ブラピが原作小説に惚れ込み、執念で映画化を実現させたそうですから
最近の彼は、プロデュース業に目覚めてしまったようです。
でもまぁ、ともあれ、ブラピがアンチ・ヒーローを演じるということで、
ワタシはこの映画をとっても楽しみにしていました。
原題は
「The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford」。
長っ!
でも、このタイトルが作品の内容をひと言で表現しているんですね。
ジェシー・ジェームズとは
アメリカでは知らない人のいない超有名な伝説の無法者なんだそうです。
ジェシー・ジェームズは、兄や仲間たちと旅をしながら
列車強盗や殺人などの犯罪と逃亡生活を繰り返していました。
町に滞在する時には、富豪の紳士に成り済ましているので
誰も彼を強盗だとは思わず、
彼の子どもたちも自分の父親がどんな職業なのかはもちろん、
父の本名すら知りませんでした。
ジェシーと兄のフランクは、南北戦争で南軍ゲリラとして戦ったことがあるため、
英雄として扱う人々もいて、彼らの悪事を「活躍」と称して
「ジェームズ兄弟物語」なんていう冒険小説まで発行されていたのでした。
そして、ロバート・フォードは子どものころからそんな小説や新聞記事を読み漁り、
ジェームズ兄弟に憧れていた一人でした。
成長した彼は、何とかジェームズ兄弟の強盗団に潜り込み、
フランクとジェシーに近づきます。
フランクには相手にされなかったロバートでしたが、
ジェシーは彼を手下として迎え入れ、身の回りの世話をする役に指名するのです。
ロバートは、優秀なベテランの手下たちを差し置いて、
新入りの自分が名指しされたことで有頂天になります。
ジェシーはカリスマ性を放ち、仲間たちに尊敬されていたのですが、
実は15年以上にもおよぶワイルドな生活で体はボロボロになり、
精神的にも弱ってきていました。
そんな時、ジェシーの首に破格の懸賞金がかかります。
それを目当てに裏切りを画策する者が出てくると感じたジェシーは、
疑念と焦燥感からひどく明るく振舞ったり、いきなり凶暴になったりし始め、
ついには殺られる前に殺る、を実行し始めます。
そして1881年、34歳の若さでジェシーは
彼を敬愛していた20歳の若者、ロバート・フォードに暗殺されるのです。
彼はなぜ、ジェシーを卑怯なやり口で殺したのでしょうか。
アメリカでは、今もロバート・フォードは
「ヒーローを背中から撃った、アメリカで一番卑怯な男」として
語り継がれているそうですが、
物語は、そんな彼の心の葛藤を丁寧に描いて行きます。
憧れと畏敬が殺意に変わる瞬間…。
タイトルから結末は分かっているのに、
それでもドキドキしながら観てしまいました。
でも、この映画の解釈では
ジェシーは、自分が殺されるのを分かっていたし
むしろ、それを心のどこかで望んでいたみたいな感じがしましたね。
それもまたせつなかったです。
小心者で、ゴマスリで、卑怯者のロバート・フォードを演じたケイシー・アフレックは、
ベン・アフレックの弟で、
ブラピとは「オーシャンズ11」「12」「13」ですでに共演していますね。
ケイシーは、本作で色々な映画賞にノミネートされたり受賞したりしていて
いきなり役者としての評価がうなぎのぼりだそうですよ。
そして、ジェシー・ジェームズに扮したブラピは、
太陽のような朗らかさと、誰からも好かれる包容力を持ちながら
最後は魅力を失っていくカリスマを好演しています。
先日のベネチア国際映画祭では、最優秀男優賞を受賞しましたね。
ブラピって、人気と認知度のわりに今まで賞レースには無縁だったので
今年はちょっと楽しみです。
投稿者 mi-chan : 2008年01月13日 22:44
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