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大きなフェリーが行き来する港を有するザダールは
クロアチアのほぼ真ん中に位置する、遺跡の多く残る町です。
あ~、そろそろバスにばっかり乗っているのも疲れたし、
飽きたな~と思っていたワタシは、
港に停泊していたフェリーに注目しちゃいました。
クロアチアは列車がまだ十分に機能していないので
移動の中心はバスなんですよね。
聞くところによると、先日立ち寄ったスプリットから
定期船でザタールに来ることも可能だそうです。
次回、もしここに来ることがあったら、フェリー利用もいいかも~。
さてさて、古い城門をくぐって旧市街に入ると、
なかなか賑やかな通りに出ました。
ベネトンやエタム、ナフナフなどのブティックが立ち並び、
スーパーマーケットや銀行、CDショップも。
この国に来て一番「都会」な場所を歩いている~♪
ショップを覗いたり、カフェでカプチーノを飲んだり(カフェの数がとても多い!)しながら
町の奥へと進むと、教会発見。
横にあったフォロ・ロマーノ(ローマ遺跡)は、特に柵などされているわけでもなく、
ごくごく普通に町の人たちの通り道の一部でした。
日本なら絶対、柵を作って大切に大切に保存し、入場料取ってしまうでしょうね~。
それも悪いとは思いませんが、
ヨーロッパの人々のこういうスタンスもとても好きなんですよね、ワタシ。
遺跡を特別なものとして扱わず、毎日当たり前にそれらに触れる暮らし…。
素敵です。
今でも町のあちこちで発掘作業がおこなわれていましたから、
今後も遺跡は続々見つかるのかも知れません。
ちなみに昔の人たちは、これらの遺跡が見つかると
「おおっ、うちの柱にちょうどいい♪」ってな感じで、
ローマ遺跡から出てきた大理石の柱などをガンガン切って、
持って行ってしまったそうですよ。
大らか、というか何と言うか…(笑)。
なので、一本だけしか柱が残されていない遺跡があったりしました。
うろうろしていると、海に出てしまいました。
海の遊歩道には、等間隔に人工的に開けられた穴がありました。
何かと思ったら、波がこの遊歩道に寄せて打ちつけると、
それが音になってこの穴から聞こえてくるのだそうで
「波のオルガン」と呼ばれているんですって。
どんな音なのか、とっても聞きたかったのですが
アドリア海はすごくすごく穏やかで、
岸壁にうちつける波なんてちょびっとも立っていないのでした。
そもそもアドリア海って、ここ数日、ワタシが見ている限り、
相当な悪天候でも全然波が高くなったりしていませんよ。穏やかな海なんですね。
東映映画のオープニングみたいな波は、とうてい見ることが出来ません。
【穴の横にあったプレート。波のオルガンのことが書いてある…?】
しばらく粘りましたが、やはり波のオルガンを聴くことは出来ず。
どなたかぜひ、聴きに行って、ビデオ録画して来て欲しいものです。
うろうろしていると、どこかの教会の鐘がお昼を告げました。
すると突然、ぞろぞろとスゴイ数の学生が現れて
通りのレストランやカフェは、どこもみるみるうちに大賑わいに。
どうやら近くに大学があるようです。
ワタシたちは小さな入り江のような船着場のそばにあった
素敵なレストランに入ることにしました。
ワタシはスカンピとクラムのタリアテッレ、
ママはシーフードとトリュフのリゾットをオーダー。
トリュフも、クロアチアではよく採れるんですよね。
【頼んでないけど出てきた前菜。ツナのタルタル・バルサミコソースでした♪】
タリアテッレも、リゾットも熱々でアルデンテで絶妙な塩加減。
フレッシュな魚介、薫り高いトリュフ…と、もう大満足でした。
このお店は、もしまたこの町に来ることがあったら絶対に来たいと思いました。
ウエイターのおじさんが、最初はコワモテでちょっと話しにくかったんです。
ドラマ「ザ・シールド」のマイケル・チクリスみたいな、ずんぐりしたイカツイ系で…。
ところが、このオジサマ、
ママが「素敵なネクタイですね」と言ったとたん、ニッコニコし始めました。
「知ってるかい、クロアチアはネクタイの発祥の地なんだよ」と、おじさん。
「知ってま~す、“クロアタ”に行って来ましたよ~」と、
ワタシが、クロアチアの有名なネクタイショップの
名を上げると、うんうんと頷いて更にご機嫌に。
ワタシたちが日本から来たというと、おじさんは
「昔、若い時なんだけどね、私には日本人の恋人がいたんだよ。
シノブって言ってね。とっても綺麗な子だったんだ。
でも彼女はアメリカに行ってしまったのさ。
今ごろ、どこでどうしているかな、シノブは…」
と、遠い目をして語り始めました。
そんなキャラクターには見えなかったのに、
いきなり饒舌で明るい人になってしまったおじさんなのでした。
楽しくおしゃべりをして、お店をあとにしたワタシたちは
旧市街を少し散策した後、再びバス乗り場へ…。
このクロアチア旅もあと一晩眠ったら終わりになります。
投稿者 mi-chan : 2008年02月03日 23:54
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