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本年度のさまざまな映画賞、批評家賞に数多くノミネートされながら
ほとんど無冠で、最後の最後、アカデミー賞の助演女優賞で
ティルダ・スウィントンが晴れてオスカーウィナーとなった「フィクサー」。
主演はジョージ・クルーニー。
最近、「オーシャンズ」シリーズ以外は社会派のカタイ映画に好んで出演している彼ですが、
この作品では、ベテラン弁護士でありながら決して法廷などの表舞台には立たず、
影でトラブルを揉み消す男(フィクサー=揉み消し屋)マイケル・クレイトンに扮しています。
長年、所属している法律事務所に貢献している彼ですが
経済的な悩みも抱えており、そろそろ自分の仕事に嫌気が差して来ていました。
そんな時、マイケルは弁護士仲間の1人が
精神に異常をきたして異常行動に出ている、という話を聞きます。
彼に会ってみると、ある裁判について良心の呵責に苛まれている様子です。
その後、矢継ぎ早にショッキングな出来事が続き、
マイケルは自分が巨大な陰謀に巻き込まれたことに気づきます。
一方、巨大農薬会社の企業内弁護士であるカレンは、
農薬被害の訴訟問題の和解交渉に向けてプレッシャーと闘っていました。
カレンとマイケルはその後、意外な形で出会うことになります。
とにかく訴訟問題や弁護士事務所の裏側を徹底的に描いていて
とことんシリアスでヘヴィーな物語です。
クライマックスも静かなトーンで突然やって来ます。
そして最後の最後まで、ドキドキさせてくれます。
ワタシなんて、ラストシーンでもまだ、何か起こりそうで
ハラハラしちゃってスクリーンから目が離せませんでしたよぉ。
うまいなぁ、トニー・ギルロイ監督って思いましたね~。
ふざけてるんだか、演技しているんだかよく分からない「オーシャンズ」シリーズの
ジョジクルがお好きな方にはちょっとツライかも知れませんが、
シブくてシリアスな彼が見たい派にはピッタリの硬派な作品です。
ジョージ・クルーニーという俳優が、
これから目指したいと思っている役者としての方向性も
感じられると思いますヨ。
投稿者 mi-chan : 2008年04月12日 21:42
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