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クローザー

放送スタート以来、エミー賞やゴールデングローブ賞の常連になっている
アメリカンドラマ「クローザー」。

アトランタ市警からロサンゼルス市警(LAPD)の殺人特捜班に
ヘッドハントされてやって来たブレンダ・ジョンソンは
CIA出身の超優秀な捜査官。
彼女は尋問のプロフェッショナルで、
容疑者や関係者から決定的な自白を引き出し、
事件を“クローズ”させることから、<クローザー>と呼ばれています。

LAPDの刑事たちは、突然やって来た女性の上司に
最初は反発し、さまざまな抵抗を試みます。
でも、仕事の腕は超一流なブレンダの姿に
しぶしぶながらも一目置くようになっていくのです。

本当に彼女の殺人事件の現場での鋭い観察眼、
矢継ぎ早に繰り出す部下達への指示は誰にも真似できないんです。
そして、容疑者の性格や心境に合わせて服装や髪形、キャラクターを変えて
取調室に入り、さまざまな角度から尋問相手の心に入り込むブレンダ。
見事なものです。

そんな優秀なブレンダですけど、片付けがニガテで
オフィスや自宅の部屋は散らかり放題のぐっちゃぐちゃ。
そしてバツイチのいい大人だというのに今でも母親から心配されていて、
しょっちゅう電話がかかって来ます。
それにビックリするほど方向音痴で、車の運転も絶望的にヘタ。
トドメはスイーツ中毒で、いつも甘いものをクチに入れています。
ついでに男運もあまり良くないみたいです。

このあたりが刑事ドラマなのに笑える場面になっていて面白いんですよね。

それから、ブレンダって捜査の指示をする時、
最後に必ず「Thank you~, Thank you so much!」と言うんですけど、
これが感謝の「ありがとう」ではなくて、
自分の出した指示や意見をゴリ押しというか、
有無を言わさず聞いてもらいますよ的な「Thank you」なんですね。
「はい、よろしくね」みたいな…。
もうシリーズの中盤からはクチ癖みたいになっていて、
ブレンダは誰彼かまわずこのセリフをバンバン言うようになって行きます。
見ていて、この決め台詞が出てくると
「出た~」と思って笑えるし、回を重ねてくると、だんだん
「あ、ここで言うぞ、言うぞ」と分かって来て
予想通りにブレンダが「Thank you~!」というと可笑しくて仕方がありません。
でも、傍から見ている分には面白いですけど
もし、これが実際に自分の上司で
一方的に指示を押し付けられて「はい、すぐやって、じゃあよろしく」と言ったとたん、
とっととどこかへ行ってしまったらムカついちゃいますよね。

当然、誰に対してもこんな調子なのでブレンダには敵も多いです。
シーズンの最後では、それが災いして、
進退の危機にまで発展してしまうのですが、
そのエピソードが最高に痛快で感動的で、面白かったですねぇ。

このユニークな女刑事を演じているのは
「フェノミナン」のキーラ・セジウィック。
ケヴィン・ベーコンの奥さんです。
彼女の実家であるセジウィック家って、
アメリカでは知らない人はいないほどの由緒ある名家なんだそうですね。

ブレンダって刑事なのに花柄ワンピやショッキングピンクのカーディガンとか
着ちゃうし、1つのことしか目に入らないキョーレツな性格。
おっとりしていてお嬢様っぽい部分もあって…。
そういう世間からちょっとズレているところがある
ブレンダの役作りは、
子ども時代にキーラの周囲にいた名家のお嬢様たちを参考にしたのかなぁ?
なんて思っちゃいました。

ワタシはまだ1stシーズンしか見ていないのですが
来週には2ndシーズンのDVDもリリースされるみたいですね。
アドレナリンがドバドバ出るような作品ではないんですけど
何だか続きが見たくなっちゃう…そんなドラマです。

投稿者 mi-chan : 2008年05月15日 23:49

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