« バナナ品切れか?! | 子グマのミーちゃん日記TOP | ベティの小さな秘密 »
アンジェリーナ・ジョリー出演映画で一番のヒット、というキャッチコピーのついた
「ウォンテッド」。
アンジーって、ハッキリ言って演技が巧いと感じられるような映画になかなか出ないですよね。
オスカー獲った「17歳のカルテ」だって
ワタシはあんまり好きじゃなかったですし、
「グッド・シェパード」みたいな作品に出ても、雰囲気が周囲とマッチしてないし。
個性が強すぎて、女優として変幻自在になれないところがあるように思います。
「マイティハート」では、クライマックスでダンナさんが本当に死んだんだ、
と分かったシーンでの号泣っぷりは胸に迫るものがありましたが、
それ以外で彼女の芝居や美しさに呻ったことはないですねぇ。
今回も、
アクションずどーん! ヌードばーん! セクシーオーラピカーッ!みたいな感じです(擬音ばっか)。
でも、「トゥームレイダー」のララ・クロフトや
「60セカンズ」などで一躍世界中に愛されるようになった
彼女ですから、こういうドギツいアクションものは、まさにピッタリなんですよね。
「ウォンテッド」は、大ヒットしたグラフィックノベルが原作なのだそうです。
それで、独特の世界観を持つこの原作を忠実に、
かつ映画でしか出来ない表現方法で作れる監督は…
ということで白羽の矢が立ったのがロシア人監督のティムール・ベクマンベトフ。
「ナイトウォッチ」という映画で注目された人らしいのですが
ワタシはこの映画、観ていないので分かりません。
そうそう、アンジーアンジーと最初から書いてますが
この映画、アンジーが主演みたいな感じで宣伝されているものの、
ホントの主役はジェイムズ・マカヴォイです。
「ナルニア国物語」のタムナスさんでブレイク後、
「つぐない」とか「ペネロピ」とか、色々な役柄に挑戦してきた彼が
アクション大作に出演、ということで、ちょっと意外な気がしましたが
これがまたピッタリはまり役でした。
最初は冴えないサラリーマンで、次第に身体をビルドアップして
眼光も鋭くなって行く男の人を演じているんですけど
なかなかイイ感じです。やっぱり演技としてキチンと心境の変化を見せつつ、
身体も顔つきも変わって行くので、リアリティと説得力があるんですよ。
アクションシーンなんかもほぼノースタントで頑張ったらしいですしね。
まず、冒頭シーンから、ドッキドキさせられるアクションシーンでスタート。
次に場面が変わって、冴えない会社員ウェスリー(これがマカヴォイ君)が登場します。
上司からイヤミを言われ、同僚にバカにされた上に彼女にまで浮気されている彼は、
ストレスから来るパニック発作を抑えるため、薬が欠かせない毎日。
そんなある日、
ナゾの女性(これがアンジー)にドラッグストアで話しかけられ
「あなたの死んだお父さんを知っている。彼は伝説の暗殺者だった」と言われるんです。
は? 何? と思う間も無く、そこでいきなりの銃撃戦。
あれよあれよと言う間にカーチェイスに巻き込まれていくウェスリーは
気づいたら知らない場所で、見知らぬ人たちに囲まれていました。
そして、自分が世界を救う秘密の暗殺組織のメンバーにふさわしい資質を持っている、
と知らされるんです。
毎日襲われていた発作は、パニック発作じゃなくて、
その才能のせいだったんですね。
ここからは、ジェイムズ君がアンジーに殺し屋としてのトレーニングを受けて
カッコイイモードになって行くんですけど
ワタシとしては、最初のダメダメな時もなかなか良かったです。
いつもいつも自分が悪くなくても謝るクセがついているので
自分の乗ったクルマが宙を飛んでローリングしてるときでも「I'm sooooorry~!」って
言っちゃうところとか、
ついにアタマに来て上司にキレて、同僚をパンチしちゃうところとか。
この時にパソコンのキーボードも一緒にぶっ飛ぶんですけど
そこでキーボードの文字がウェスリーの心境を浮かび上がらせる配列になるので
これからご覧になる方はお見逃し無く。
そして、ウェスリーの父の正体とか、二転三転する真実とか、
大きな組織との対決とか、色んなサスペンスフルなストーリーも絡ませながら
派手なアクションが繰り広げられていきます。
さらに面白いのが、訓練次第で弾丸をコントロール出来るようになる、というお話。
例えばビリヤードで、8番のボールの後ろに7番があったら、
それを弾くために白球をジャンプさせて7番に触らないようにして8番にあてますよね。
そんな感じのことがピストルでも出来る、というのが
この映画の世界なんです。マトリックスもビックリ。
それから、ちょっと入っとくと傷が治っちゃう風呂、なんてのも出てきます。
暗殺集団、いちいち銃撃戦の後に病院とか行ってられないですからね。
奇想天外と言えばそれまでなんですが
迫力の映像なので、何だか納得しながら見てしまうんですよ。
最後はアメコミっぽい締めくくり方でこれもまた納得。
マカヴォイ君以外のキャストを変えての続編もアリなのではないかと思いました。
投稿者 mi-chan : 2008年09月20日 23:37
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ju-janaito.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1510




