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「フェイス/オフ」のジョン・ウー監督が18年前からの悲願だった
三国志をついに映画化した「レッドクリフ」。
映画館でタイトル部分をよ~く見ると「Part1」と書いてあります。
全2部作の第1作目だそうです。
そりゃそうですよね~、あれだけ長い三国志ですからね。
三国志は、ずっと前にワタシの中でブームが来て
本も読みましたし、アニメ映画なども見たんですが
すでに気分の盛り上がりが過ぎ去っているので
各キャラクターの名前や設定などを覚えているかどうか自信が無かったんですが、
映画が始まってしばらくすると、色々思い出しました。ホッ。
時は西暦180年。
中国では曹操という男が
諸国統一の野望を抱き、数々の戦を制していました。
当時の首都を陥落した曹操は、国の主権を握りますが、
完全な天下を取るには、孫権と劉備の軍力を制圧しなくてはなりません。
無理やり口実を作り、彼らを討伐することにした曹操。
しかし、劉備軍は天下に轟く高名な軍師・諸葛孔明の提案で孫権と手を組み、
連合軍を結成、曹操からの降伏命令を拒否します。
これにより、戦いの火蓋が切って落とされることに。
孫権軍には、人徳の司令官・周瑜がおり、孔明とは信頼と友情を築いて行きます。
2人は絶妙のコンビネーションで戦略を作り上げ、
不可能と思われた曹操との戦いを可能にして行くのでした。
あ~、ワタシの大好きな「桃園の誓い」と「三顧の礼」はカットされている~。
でも、これって後で脚色されたエピソードらしいですけどね。
「忠臣蔵」で討ち入り前にそば食べたとか、お揃いの羽織を着た…と同じ感じで、
後の時代にみんなが好んで語り継いだフィクションというやつです。
数々の故事・伝説を残す名軍師・諸葛孔明に扮した金城武が
なかなか良かったです。
ワタシは今まで、彼の出演した色々な映画を観て来ましたが
失礼ながら一度も「いいな」と思ったことが無かったんですね。
でも、この役柄は良かった♪
知性に富み、人柄も良く、さらにちょっと飄々としたところのある孔明像は
親しみが持てました。
また、孫権役のチャン・チェンも、いつもの眼ヂカラで
いい演技をしていました。
自分に自信が持てずに老臣たちの言いなりになっている時と、
その後、迷いを断ち切った時では顔つきから歩き方まで違っていて、さすがの名演。
トニー・レオンの周瑜も、いい人そうな顔立ちに
芯の強い、男気のある性格というギャップのあるキャラがうまくハマっていて魅力的でした。
ストーリーは、5万人しかいない劉備&孫権の連合軍が
80万人の大軍で襲い掛かってくる曹操軍を
さまざまな策と鉄壁の団結力で迎え撃つところでクライマックスに。
頭のいい諸葛孔明と、百戦錬磨の周瑜がタッグを組み、
ユニークかつ効果的な戦略を次々と繰り出していく様子は
本当に痛快でワクワクします。
以前、「墨攻」というアンディ・ラウの映画がありましたけど
あれも、少ない軍勢で勝つために、知力を駆使して
アッと驚く方法で敵を欺き、罠にかけ、退散させるというお話でした。
自分がおバカだからなのかも知れないんですけど
アタマを使って鮮やかに敵をやっつけるストーリーってワタシ、大好きなんですよね~♪
それプラス、この「レッドクリフ」には
後世にまで伝えられている超強い豪傑たちがわんさか。
カラダも声もドデカいひげもじゃの張飛、
名馬を繰ってバッタバッタと敵を倒す義勇の男・関羽、
命をかけて劉備の息子を守った誠実な趙雲。
みんなカッコイイっす~!
これに加えて、美男子だったと伝えられている周瑜と絶世の美女・小喬との夫婦愛、
孫権の妹が、馬を自在に操って
女性だけの騎馬隊を結成して戦に参加するほど男勝りの女性であるというエピソード、
優秀な君主だった亡き父と兄に比べて自分は…と劣等感を抱き、
プレッシャーと闘っている孫権、
周瑜の奥さんである小喬に横恋慕している曹操が
「いつか彼女を自分のものに」と企んでいる不気味な姿…などなど、
サイドストーリーも盛りだくさん。
そりゃあ上映時間2時間45分にもなっちゃいますよね~って感じです。
でも、中盤からは、アナログなのに実に巧妙で効果的なワザが満載の戦いの様子が
本当に面白くて、時間なんて気になりませんでした。
ジョン・ウーらしいダイナミックなアクション、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスタッフの手による
最新SFX映像も圧巻でしたしね~。
大軍が陣形を組んで鮮やかに戦うシーンや、
長江に何千艘の船がズラララララ~ッと浮かぶ俯瞰の画など、
今までの色んなハリウッド大作を見て来た経験から
「あ~、これはCGだよね」と分かって見ていても、それでもやっぱりスゴかったですよ。
そうそう、ジョン・ウー作品なので、白い鳩もお約束どおり登場します(笑)。
そしてそして、ついに赤壁(レッドクリフですな)の戦いにGo~!
というところで「続編へ続く」。
うううっ、やっぱりかぁぁぁ。
ときどき時計を見ながら鑑賞していたので、
時間配分的にそんな感じはしてましたが、
物語が一番盛り上がったところで「つづく」にされちゃうと肩透かし気分で辛いなぁ。
でも、中国が誇る英雄伝である「三国志」の映画を
中国人の監督が作れたということ、
まずはそれだけで良かったなぁという気持ちでいっぱいです。
ほら、日本の作品なのにハリウッドの監督が撮っちゃって
ワケの分からない衣装とか髪形のゲイシャが出てきちゃったりすることって
よくあるじゃないですか。
それに比べたら、たとえハリウッド資本であっても
やっぱりその国の監督が作ることが出来ただけで素晴らしいことです。
続編となる「Part2」は、来年の4月公開だそうですよ。
うーん、それまでこの感動と興奮を忘れずにいられるかどうか…(汗)。
ですがともあれ、続編もあることですし、
ぜひともこの第一作目をご覧になっておかれることをおススメしたいです。
これで1800円は、決して高くないなぁと思える映画だと思いますヨ。
投稿者 mi-chan : 2008年11月01日 23:03
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