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映画 ラースと、その彼女

友達に「観ておいでよ~」とおススメされたので本日、観てみたのは
「ラースと、その彼女」。

生真面目な青年、ラース。
職場には彼に片思いしている女の子もいるのですが
シャイなラースは、そんな彼女の誘いからも逃げ出してしまいます。
優しくていい子なんだから、ガールフレンドを作ればいいのに…。
周りの人たちも、ラースのお兄さんとその奥さんも心配しています。

そんなある日、ラースが
「彼女が出来たから紹介したい」と兄夫婦に言います。
「ようやくラースもその気になったか」と、喜んだお兄さんたちはディナーを用意して
彼女の到着を待つんですね。

ところが、ラースが連れて来たのは
リアルドールのビアンカ。
驚き、戸惑う兄夫婦でしたが、当のラースは
ビアンカが宣教師で、旅をしてまわっている最中に
スーツケースを失くして困っていること、
彼女とはインターネットで知り合ったことなどを嬉しそうに話し、
ビアンカを本物の女性のように扱うのでした。

どうしていいか分からない兄夫婦は、
町の医師に診断を仰ぎます。
すべてはラースの妄想だけれども、いきなりビアンカを人形だと言ってしまうと
ラースの精神状態に危険が及ぶかも知れない。
しばらくはビアンカをラースの言うとおり、
人間として扱ってみた方がいい…と言う医師。

そこで兄夫婦は、町の人たちにも協力を頼み、
ビアンカを生身の人間として接することにするんです。

町では洋服屋さんでモデルになったり、
学校で先生になったり、ボランティア活動をしたり。
兄嫁はビアンカをお風呂に入れ、綺麗に身なりを整えてあげます。

兄嫁もそうですけど、町の人たちがみんな優しいですよね。
もともと、ラースが町の人たちに可愛がられていたということもあるんですけど
誰も「人形なんか連れ歩いて気持ち悪い」とか言わないで
ちゃんとビアンカを人間みたいに接してくれるんですよ。

このお話、どんな風に収束するわけ? どういうジャンル?
と思いながら観ていたんですけど、何ともほんわかとしたファンタジーでした。
大きなクライマックスもなく、スルリ…とした終わり方なんですけど
それがまた何とも言えない心地いい雰囲気と後味で…。
よくこんなユニークな話を思いついたなぁ、と思ったら
今年のアカデミー賞脚本賞にノミネートされていたんですね。
最近は原作モノの脚色とか、他国の映画のリメイクなんかが多いハリウッドで
こういうオリジナル脚本の映画は貴重な存在です。

ところで、この作品の主演、ラースを演じたのは
ライアン・ゴズリングという俳優さんです。
「タイタンズを忘れない」「16歳の合衆国」「完全犯罪クラブ」などで
クセのあるティーンエイジャーに扮していた人で
比較的ほっそりした身体つきだったんですけど、
この映画ではすっかり貫禄のあるおっさんになっていてビックリ。
最初見たときはデヴィッド・アークエット(コートニー・コックスの旦那さん。
「スクリーム」でおなじみの俳優です)かと思いましたもん。
口ひげのせいもあるんでしょうけど…。

この映画を観て、ライアン・ゴズリングに興味をもたれた方は
04年のニック・カサベテス監督作「きみに読む物語」という映画を見てみてください。
まるで別人です!

投稿者 mi-chan : 2008年12月23日 23:33

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