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今年、2009年はキューバ革命成立50周年の年だそうです。
そのキューバ革命を成し遂げた人物であり、
ジョン・レノン、ジョニー・デップらも尊敬し「カッコイイ」と公言している
チェ・ゲバラ。
世界中の男の子たちがTシャツに彼の顔をプリントして着ていることでも
知られていますよね。
そのチェ・ゲバラの半生を「トラフィック」の監督&助演コンビ、
スティーヴン・ソダーバーグとベニチオ・デル・トロが
2本の連続映画にしました。
その1本目が「チェ 28歳の革命」です。
名前とほんの少しの経歴だけは知っていたチェ・ゲバラですが
この映画では、本当に彼の傍で暮らすかのような息苦しいほどの緊密さで、
彼の若かりし頃が描かれていきます。
1955年、アルゼンチン人の医師・エルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラ)は、
独裁政治に苦しむキューバを変えたいと考えているカストロという青年と出会います。
貧しく、読み書き計算もできない人たちが多いラテンアメリカの国々を
救いたいと以前から思っていたエルネストはカストロに共感、
2人はキューバ政府軍に立ち向かうことになるのです。
数万人の政府軍にたった82人で立ち向かったエルネストたちゲリラ軍。
この映画では、その行程が淡々と描かれ、
これまで知らなかったリアルなゲリラ軍たちの暮らしや行動が判明します。
これらは監督が徹底したリサーチやチェ・ゲバラの残した記録などから
考証したもので、フィクションはまるでないと言われています。
チェ・ゲバラって、幼い頃から重度の喘息に悩まされていたんですね。
その身体に鞭打ち、自分だけ楽をするようなことはまったく無くて
ゲリラ軍と共にジャングルを進軍、苦楽を共にして
リーダーシップを執って行く姿は、本当に魅力的でした。
また、ゲリラ軍に入隊したいと志願して来た人たちに対して
「読み書きが出来ないと騙される」と言い、勉強をするように言うのですが
これこそが貧しい国の人々に必要なことの1つですよね。
常に先を読み、彼らのことを本当に思いやるチェ・ゲバラに感心しました。
彼が庶民のカリスマになっていった理由が分かるというものです。
現場主義で人を大切にして行ったゲバラに対して
カストロの行動は対照的だったんですね。
そんなストーリーも初めて知り、
美味しいトコどりしているカストロにちょっとアタマに来てしまいました(笑)。
ところどころに挿入されるホンモノのチェ・ゲバラの映像も必見です。
「人間愛、正義への愛、真実への愛。愛のない革命家など不可能だ」
というような話をしているインタビュー映像が残されているのですが、
この言葉は無意味な戦争が続く現在の世界に
今こそ響き渡って欲しい言葉と言えます。
革命とは、命を無駄にすることでもないし、
ましてや無関係の庶民を殺すことでもないですよね。
この作品は「チェ 39歳 別れの手紙」とワンセットで
完成するストーリーになっています。
なので「28歳」だけ観ると、突然、ブツッと話を切られて
尻切れトンボな気がするんですよね~。
今月31日から公開される「39歳」も絶対に観なくては!
TV-CMやポスターなどでは
「あなたはどちらのチェを目撃するか」と謳っていますが
絶対両方観てナンボだと思いますよ!
投稿者 mi-chan : 2009年01月12日 23:01
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