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デクスター

面白いと何年も前から聞いていたのに
なかなか見るチャンスがなかったアメリカンドラマ「デクスター」を
やっと今日から見始めました。

デクスター・モーガンは、マイアミ警察殺人課で働く優秀な血痕分析官。
彼の仕事は鑑識の一環で、殺人現場に残された血痕から
さまざまな証拠を掴み、刑事たちに捜査に役立つ情報を教えています。
マイアミ警察って、「CSI:マイアミ」のデイド郡警察とは違うんですかね~。
同じ警察だったら、デクスターはホレイショの部下になっちゃいますね。

明るくて有能なデクスターは、職場のみんなから好かれる善良な警察官
(ただ1人、巡査部長だけがデクスターをあからさまに嫌っていますが)。
ですが、彼には幼い頃からの抑えられない衝動で、
殺人を犯してしまうと言う大きな秘密があるのです。

デクスターの亡き父親は警官だったのですが
そんなデクスターの困った本能を知り、
「誰かを殺したくなった時には、
法で裁き切れない悪人を始末することにしなさい」と諭します。

お父さんは職業柄、証拠を残さないノウハウも知っていたので
デクスターはこれまでに誰にも疑われることなく
自分の殺人衝動を実行して来ました。
これまでに彼の手にかかったのは、
証拠不十分で不起訴になった連続小児殺人犯やレイプ殺人魔、
ウソ泣きで陪審員を騙して無罪を勝ち取った悪質なひき逃げ犯などなど…。
アメリカ版、必殺仕事人って感じですかね。
でも仕事人の場合は、やむにやまれず誰かの恨みを代わりに晴らしてあげていましたが
デクスターの場合は、誰に頼まれてもいないし、
何の得もしないんですが、悪人を始末するんです。単に殺しが趣味なんですよね。
このあたりがちょっと仕事人とは違うところです。

お父さん(すでに故人ですが)も妹も自分も警察官で
毎日、殺人事件の捜査をしつつも、夜な夜な趣味で凶悪犯を殺してまわるデクスター。
ブラックですね~。

けっこうグロテスクなシーンもありますし
毎度毎度殺人がらみの話なので「うぇ~」と思うこともありますが
その中で適度にコミカルな話をうまいこと混ぜ込んでいて
飽きさせないつくりになっています。

例えば、デクスターは、殺人にしか興味が無いので
世間へのカムフラージュのために付き合っている彼女とは
深い関係になりたくなく、浅~い交際希望なのですが
彼女のほうが盛り上がって、セクシーに迫ってきたりすると
すごく困っちゃって生真面目に返答したりして…笑えます。

仕事もプライベートも、そして秘密の趣味もすべて順調だったデクスターでしたが、
そんな彼の習性を知っているかのような犯罪が起こります。
犯人は、高度な技術で殺人を犯し、デクスターに挑戦するように
さまざまな証拠をワザと残していくのです。

デクスターの困った趣味が、いつかは白日の下にさらされてしまうのかしら…という
ハラハラ感と、警察官として彼が挑む事件の解決というクライムサスペンス的な問題、
そして、さまざまな思惑を持っている周囲の人々とデクスターの関係などなど
続きが見たくなる要素がいっぱいで、ホントによく出来たドラマです。

これまでも法の目をすり抜けた悪人を退治する…
という映画やドラマはいくつかあったと思いますが、
それらは大概、恨みや復讐などの動機があったと思うんですね。
でも、デクスターの場合は、生まれついてのそういう性質で
「殺さずにはいられない」というんですから、かなりショッキングです。
そこが新しい面白さなんですけどね。

まだシーズン1の中盤までしか見ていないので
今後、どんな展開になるのかとても楽しみです。
警察官をしている妹が、同じ女性である警部補に目の敵にされていることや
その警部補がデクスターには色目を使ってくること、
どうして巡査部長は、デクスターを毛嫌いしているのか…などなど
気になる点がいっぱいです。

ただ、アメリカのデータサイトに行って調べたところ
シーズン2までは物凄く人気があって、各TV賞の候補などにも多数なっていたようなんですが
シーズン3までしかデータが無かったんですね。
今年も続いていればシーズン4についての記録があるはずなのに…。
シーズン3で打ち切られちゃったのかな。
それとも、「24」みたいに脚本家協会のストの影響で
オンエアが延期になっているだけ?
来年にでも新シーズンが再開されればいいのですが
シーズン3までしかないのであれば、ちょっとテンション下がるかも…。

だって、せっかく面白く見ていても、話が途中で終わることが分かっているなら
熱心に見る気持ちにならないですよね。
あまり急いでイッキ見とかしないで、のんびりとシーズン3までを見ながら
様子を見ることにしましょうか。
アメリカンドラマでワタシがそんな見方をするのは初めてですが…。

他にもこの春から、さまざまなアメリカンドラマの新番組が始まっていますし、
DVDのリリースも続々といった感じですが、今のところ、
ワタシの中では「NIP/TUCK」と同じくらい楽しめている作品です。

投稿者 mi-chan : 2009年03月17日 23:19

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