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映画 我が心のオルガン

ひょんなことから「我が心のオルガン」という少し古い韓国映画のことを知り
DVDで見てみることにしました。

この映画は、ドラマ「オールイン」や映画「JSA」「甘い人生」などで
日本でもお馴染みのイ・ビョンホンと
ドラマ「星を射る」や映画「スキャンダル」のチョン・ドヨンが
若き日に共演したハートウォーミングストーリーです。

1960年代の韓国。
山あいの田舎の小学校に21歳の新米教師・スハがやって来ます。
17歳ながら、訳あって小学生と一緒に授業を受けている女の子・ホンヨンは
スハに恋をしてしまいます。
ですが、スハは同僚の先生を好きになり、
どんどん熱を上げていくのです。

この映画は「JSA」の少し前の作品で、
イ・ビョンホンは当時、30歳くらいだったと思うんですが
21歳の学校出たての初々しい先生をうまく演じています。
貧しくてお弁当を持ってきていない子が
井戸で水を飲んでお腹を膨らませていると
「先生の弁当を食べてくれないか、先生はお腹の調子が悪いんだ」
なんて言って自分のお弁当を子どもにあげたり、
学校のイベントに一生懸命参加したりと
日本の昭和時代にもよく見受けられたであろう、
古き良き時代の風景が繰り広げられます。
イ・ビョンホンは、オルガンを弾いたり
レコードに合わせて歌を歌ったりと、意外な一面も披露しているんですよ。

この映画の撮影直前にお父さんが亡くなられたイ・ビョンホンは、
辛い気持ちを隠してこの役柄に挑んだそうです。
ちなみに彼が劇中で着ている茶色の背広は、お父さんのものなんだとか。

そして、チョン・ドヨンは
家の都合で小学5年生と一緒に勉強している17歳の女の子という役柄なんですが
当時、彼女は20代後半だったはず。
それが小学生に見えるんですから凄い演技力です。
さすが後にカンヌ映画祭で主演女優賞を獲得する(2007年に受賞)ことになる実力派ですよね。

先生を好きになっちゃう生徒…というお話なので
最後はスハ先生は、同僚の先生とくっついちゃって
彼女のほのかな初恋が終わるって話なのかなーと思って見ていたのですが
物語はまるで違う方向へと進んで行きます。

クライマックスで先生への気持ちをカタチであらわしたホンヨン。
その健気さに思わず涙が止まりませんでした。
その涙目のまま、エンドロールを眺めていたら、
最後の最後に、まだ物語の続きが入っていました。
これがもう、「ああっ」と声が出てしまうエンディング。
よけいに涙が出てしまったワタシです。
これからこの映画を見る方は、絶対にエンドロールの後を見逃さないでくださいね。

最近、心が温かくなるような映画って見てないなぁと思っていたので
出会えたことに感謝したい気持ちになった作品でした。
韓国映画って当たり外れが激しいですけど、たまにこういう「アタリ」に出会えるので
やっぱり時々チェックせずにはいられません。

投稿者 mi-chan : 2009年04月15日 20:32

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