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ダン・ブラウンの大ベストセラーを映画化してヒットした「ダ・ヴィンチ・コード」の
続編となる「天使と悪魔」。
ハッキリ言って「ダ・ヴィンチ・コード」より面白かったです!
「ダ・ヴィンチ・コード」は、原作小説を読んでいれば楽しめる、
“小説のダイジェスト映像”みたいな感じでした。
読んでいない人にとっては「どういうコト?」の連続だったみたいですよね。
今回の第二弾では、そんな前作の失敗(?)を踏まえたのか、
原作を読んでいなくてもしっかり楽しめる作りになっています。
前作の事件により、カトリック教会からよく思われていない
ロバート・ラングドン教授。
ですが、そんな彼にカトリック教会が
助けを求めざるをえない不可思議な凶悪犯罪が発生します。
時の法王が急逝したバチカンでは、
次の法王を決める「コンクラーベ」が行われようとしています。
そんな中、枢機卿たちが4名も誘拐され、一人ずつ殺害するという予告が入るのです。
犯人は、イルミナティのメンバー。
イルミナティとは、かつてガリレオも所属していたと言われる
科学者たちが集結した世界的秘密結社。
彼らは地球誕生の謎を解明したとされていて
そのために400年前、バチカンから抹殺されたのでした。
バチカンとしては、地球は神様が作ったものじゃないと困るわけですからね。
ガリレオ VS バチカンの天動説・地動説の件がいい例です。
イルミナティには
世界中の政界、経済界などの権力者たちにもメンバーが多く
現在の世の中を動かしているのは彼らだと囁かれています。
とうの昔に解散したはずのイルミナティですが、実は地下深くに潜伏して
今も活動を密かに続け、バチカンへの復讐の機会を狙っていたのでした。
加えて、彼らはスイス国境近くにある化学ラボから
5キロトンの爆発を起こせる反物質を盗み出していました。
深夜12時までにこの反物質が入った容器を見つけなければ爆発してしまいます。
ちなみに、イルミナティが今も実在するというのは
本当に各地で囁かれている話らしいですね。
前作に出て来たフリーメイソンとも似ていますが、
フリーメイソンはその存在を明かしているのに対し、
イルミナティは存在すら公表していない組織なんです。
でも、フリーメイソンのメンバーにも、本当はイルミナティなのに
そこに身を隠している人もいるんだとか。
また、アメリカの、ある有名な奨学金は、その奨学生の中から
優秀なイルミナティのメンバーをスカウトするためのもので、
その奨学金を大学時代に貰っていた人の中には
元アメリカ大統領のビル・クリントンもいるとか…。
ワタシ、こういう話大好きなんですよね~。
知れば知るほど面白いエピソードが続々出てきます。
話を映画に戻しまして。
そのイルミナティは、バチカンに迫害されたことから
組織を解散した積年の恨みが積もっているわけです。
そこで、その復讐のために今回の事件を起こしたようなのでした。
バチカンには数年前に行ったことがあるので
見覚えのある広場や建物、スイス衛兵たちなどが出て来て懐かしかったです。
そして、ヨハネ・パウロ2世が逝去した際のコンクラーベも記憶に新しいので、
結果を知らせる「白い煙」「黒い煙」がどのように出されているかなどが
映画の中で描かれていて興味深かったですね。
そうそう、ワタシはバチカンを訪れた際、
偶然ですが、お出かけするので姿を現したヨハネ・パウロ2世を間近で見たんですよ。
多くの人たちに混ざって、ポープが出てくるのを今か今かと出待ち。
いざ、姿が見えたときは、何だか、スターを見るみたいなノリで
「キャー、ポープ~!」なんて叫んでましたね。
別にキリスト教徒じゃないでしょ、アンタ…って自分で後になって考えたら可笑しかったです。
そんなこんなでラングドンと、
反物質を盗まれたラボにいた素粒子物理学者の女性が
イルミナティの示す暗号を解き明かしながら
さらわれた枢機卿と、反物質の行方を追います。
ワタシとしては真犯人は、すぐに分かってしまったのですが
それでもとてもエキサイティングでした。
まったく、ラングドンにかかったら、この世の歴史的なものには
すべて裏の意味があったり、暗号が隠されているんですよね。
ワタシたちが普段、単に見学として教会に足を踏み入れたときに
ただの装飾だと思って踏んづけちゃっているモザイクやタイル画にも
ものすごく重要な意味が隠されているわけです。
これが前作に続いてかなり面白いんですよ。
加えて、日ごろ知ることのないバチカン内部のさまざまな決まりごとや
彼らの日常なども垣間見られて、「へぇ~」と感心してしまうことが多々ありました。
前作が好きだった人も、あまり楽しめなかった人も
まったく別の作品として観てみるといいと思います。
まったくのフィクションではありますけど、
歴史の裏側や陰謀が大好きな人なら絶対スキになる作品です。
投稿者 mi-chan : 2009年05月21日 22:33
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