華流好きのお友達にゴーインに連れて行かれた「カンフー・ダンク!」。
台湾のスーパー・スター、ジェイ・チョウが主演した、
CGバリバリのスポーツエンタメ映画です。
何と言っても魅力は
「少林サッカー」のときに感じたのと似た、いい意味での馬鹿馬鹿しさ。
だって、バスケにカンフーを取り入れちゃったんですから。
天才的なバスケットの才能を持つシージェは、大学のバスケチームに入部します。
やがて開催された大学バスケ・リーグの決勝戦。
邪悪な敵チームの悪質な反則ワザで、次々と倒れて行く仲間たちを前に
怒ったシージェは破壊的なダンクシュートを炸裂させます。
さらに幼い頃、シージェを育ててくれたカンフー・マスターたちが勢ぞろいし、
カンフーのワザで爆笑モノのゴールを決めます。
クライマックスは脱力しちゃうほどナンセンスで、ラストはジェイ・チョウの歌う主題歌でキメ!
うーん、華流…。
ジェイ・チョウのファンにはたまらないんでしょうね♪
案の定、映画館を出るやいなや、ジェイ・チョウの大ファンである友達が
コーフンした声で断言しました。
「あー、面白かった! 来週は<言えない秘密>が公開だからね、それ観に行くからねっ」
「行かない?」って誘いじゃなくて、もうワタシも行くのが決定らしいです。
でもワタシ、華流はまったくワカラナイんだよう…。
しかも、その「言えない秘密」もジェイ・チョウの映画だそうです。
ジェイ・チョウ去って、またジェイ・チョウ。
華流、ちゃんと勉強したほうがいいかな…。
投稿者 mi-chan : 23:57 | コメント (0) | トラックバック (0)
もー、前作から何年ぶりでしょうか、
「ハムナプトラ」シリーズの第3弾
「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」がついに公開ですよ。
ワタシ、このシリーズは「1」「2」共に大好きだったので
ずっと前からこの新作を楽しみにしていました。
今度の舞台はなんと、エジプトじゃなくて中国。
それも古代中国と、1940年代後半の上海ということで
ハリウッドが好きそうなエキゾチックな雰囲気がたっぷりでした。
いつものことですが、アジアを描くとき、ちょっと間違った解釈をしてしまうことが多い
ハリウッドならではの突っ込みどころ満載のセットがいっぱい出てきますけどね。
しかも、ジェット・リーが秦の始皇帝を彷彿とさせる
天下統一を目指す皇帝を演じているんですけど、それがもう大変。
最後にはCGで、シーマンみたいにされてましたよ。
悪役で、恐ろしい男なのに、シーマンっぽい感じで登場したときにはちょっと笑ってしまいました。
ま、そもそもが荒唐無稽なファンタジー活劇なので
何でもアリなんですけどね、前作だって
イムホテップとか、ロック様が演じたザ・スコーピオン・キングとかが
大変な姿になってましたもんね~。
第二次世界大戦から1年後。
ブレンダン・フレイザー演じるリック・オコーネルは、
前回のハムナプトラでの冒険の後、ロンドンに住んでいました。
妻のエヴリンは2回にわたるミイラとの戦いを小説化し、
今や売れっ子作家になっています。
前作でちびっ子だった息子のアレックスは成長してハーバード大学に留学中。
リック夫婦は穏やか過ぎる生活に退屈しています。
そんな時、英国外務省から、秘宝を上海の博物館に届けて欲しいという依頼を受け、
夫婦で出かけることにします。
上海には、エヴリンの兄が暮らしていて、2人を待っていました。
このお兄さんを演じているのは前2作でもいい味を出していたジョン・ハナーです。
お兄さんは上海の繁華街でナイトクラブを経営しているんですが
その見せの名前が「イムホテップ」。
踊り子さんやお店のスタッフはみんな、エジプトっぽい扮装をしていて
お兄さんのちゃっかりしたキャラクターが分かります。
夫婦はそのナイトクラブでハーバードにいるはずのアレックスと遭遇します。
彼は両親に黙って中国に来ていて、2000年前の皇帝のお墓を発掘していたのでした。
血は争えませんね~。
そこからは、あれよあれよという間に
激しいアクションの数々が繰り広げられて行きます。
上海の街なかでのカーチェイスならぬ馬車チェイス、ヒマラヤでの雪崩、
そしてある女性の呪いによって
「兵馬俑」(このあたりも秦の始皇帝がヒントになっていますよね)にされていた兵隊たちが
よみがえり、わらわらとリックたちに襲い掛かって…。
とにかく、次から次へと激しいアクションシーンで
<冒険活劇>って言葉がホントにぴったりな映画です。
ちょっぴり残念だったのが
前2作に出ていたレイチェル・ワイズが出ていなくて、
彼女の役を「ER」のマリア・ベロがやっていること。
彼女が悪いということではなくて、レイチェルとブレンダン・フレイザーのカップルが
とってもロマンティックで好きだったので…。
レイチェルは、オスカー女優になったし、もうこういうアドベンチャー系には出ないんですかね。
…と、何だかマイナスっぽい要素もいくつか書いてしまいましたが
夏休みにみんなで楽しむにはピッタリのエンターテインメント大作だと思いました。
久しぶりに見たブレンダン・フレイザーもいきいきとしていて魅力的でしたよ。
やっぱり彼ってこういう朗らかで豪快な役柄が似合います。
投稿者 mi-chan : 23:24 | コメント (0) | トラックバック (0)
「バットマン」シリーズの最新作「ダークナイト」がいよいよ公開されました。
前回から主演を務めているクリスチャン・ベールは特に好きな俳優ではないんですけど、
「バットマン」シリーズは欠かさず観ている大好きな作品なので、今回も観に行ってしまいました。
そして、先ごろ、突然亡くなってしまった
ヒース・レジャーの遺作としても興味があったんですよ。
彼は少年っぽいピュアな雰囲気とオーストラリア人らしい朗らかさのある
キュートな俳優で、ワタシ、彼のデビューの頃から好きだったんですよね~。
そのヒース・レジャーが演じているのは、悪役“ジョーカー”。
ジョーカーと言えば、マイケル・キートンがバットマンに扮したシリーズ第一作で
ジャック・ニコルソンが演じていた役です。
ニコルソンのジョーカーは、憎々しい悪いヤツだけれど、
どこかおどけたところがあり、コミカルな香りも漂っていましたが
ヒースの演じるジョーカーは、どこまでも残忍で、どこにも弱点がなく、
心の奥底から冷酷なキャラクターでした。
ヒースの表情やセリフは、本当にギラギラとしている鋭いナイフのようで不気味さ全開。
撮影している時、スタッフも怖かったらしいです。
ヒースが急逝したとき、この役に入れ込みすぎて精神的に深みにハマり、
不眠症になって薬物に依存していたのでは…
と言うウワサが飛び、初代ジョーカーのジャック・ニコルソンが
「だから俺は奴にアドバイスしたんだ、あんまり入れ込みすぎるなって…」と
つぶやいたというエピソードまでインターネット上に出てきました。
映画の中で、狂気のジョーカーになり切って悪事を働いているヒースを見ていたら
その話を思い出しちゃいました。
本当にヒースは、演技から抜け出せなくなってしまい、
悩み苦しんで最後は薬に頼ってしまったのかな…と…。
さて、映画のストーリーは、と言うと、
なかなかのハラハラドキドキで、ドラマティックな展開でした。
前作の続きで、バットマンはゴッサムシティの犯罪撲滅に奔走している日々。
彼に協力するのはゴードン警部補と新任検事 デントです。
そんな時、彼の前に史上最悪の敵“ジョーカー”が現われます。
ジョーカーには復讐心などの理由はなくて、
彼は、ただ悪事を心から楽しみ、
善人が悪に堕ちていくのを見て喜ぶだけなんです。
なので、ウィークポイントが見つけられず、
バットマンは翻弄されてしまいます。
そして、バットマン=ブルース・ウェインの最愛の女性にジョーカーの魔の手が!
検事やゴードン警部補もジョーカーの毒牙にかかってしまいます。
救いようが無い絶望に襲われるバットマン。
そんな彼を陰ながら支える執事のアルフレッドがとっても素敵です。
演じているのはマイケル・ケイン。
おじいさんだけど、どことなくセクシーでカッコイイ俳優さんですよね。
前作では現トム・クルーズ夫人のケイティ・ホームズがブルースの最愛の人でしたが、
今作ではマギー・ギレンホールがその役に扮しています。
彼女って大柄な体格ゆえか、今までボーイッシュな役柄が多くて、
あまり色っぽいイメージは無かったのですが、
今回の役どころでは綺麗にお化粧してドレスアップすると
その長身が活かされてとってもスタイリッシュに見えました。
こういうアクション大作では、勧善懲悪、
すべてがご都合主義のハッピーエンディングが多いハリウッド映画ですが、
この映画では、その予想を大きく覆すことがたくさん起こります。
それと、バットマンが運転するバットポッドなど、
初めて見るバットマンのアイテムがとってもエキサイティングでした。
最近では、なかなか映画のチケット代1800円に見合う作品と出会えないワタシですが
この「ダークナイト」は、時間もお金も無駄だったとは思うことなく観終わりました。
それにしてもヒース…今後、もっと魅力と面白味のある役者になっていっただろうに、
とこの映画での怪演を見てつくづく思ってしまいました。
本当に残念です。
投稿者 mi-chan : 22:13 | コメント (0) | トラックバック (0)
暗い夜道をクルマで走る男。
しばらくすると、いきなり空からヒトが降って来てフロントガラスに!
こんなビックリのシーンから始まる映画「11:14<惨劇の11時14分>」。
このオープニングの事故が起こった時刻が「11時14分」なんですね。
うろたえた運転手は、自分にちょっとやましいことがあるのも関係して
死体をクルマに隠そうとします。
ところがそこに、親切な女性が通りかかり、
「鹿を轢いたの? 警察に電話してあげましょうか」と聞いてきて…。
物語は、この事故がどうして起こったのか…を時間を遡って描いて行きます。
たくさんの人々が関係しているのですが、
実は全員、自分の犯した悪いことを隠そうとか誤魔化そうとしたことから
事態が奇妙な方向に流れて行くんですね。
これがよく出来ていて、一見、無関係に見えた全員が
絶妙なつながりを見せます。
最初に出てくるクルマを運転している男は
「E.T.」の主演子役だったヘンリー・トーマス。
トム・ハンクスの息子、コリン・ハンクスや
少し前に日本でシャンプーのCMにも出ていたレイチェル・リー・クック、
「ゴースト」のパトリック・スウェイジなどなど、
けっこうな有名人がぞろぞろ出てきます。
極め付けは、2度のオスカー女優、ヒラリー・スワンクの登場。
歯に矯正器具をつけた、ちょっとおバカさんな女の子の役で
友だちの頼みを断れずにコンビニ強盗の片棒を担いでしまうんです。
そのコンビニの店員なのに。
この映画、豪華なんだかB級なんだかまったく分かりません(笑)。
日本では劇場未公開だったのも何となく分かる気がしますが、
でも、意外に面白くて、テンポもいいので
次はどうなる?と思いながら最後まで一気に見てしまう作品なんですよ。
お家でポップコーンでも食べながら
リラックスして楽しむにはピッタリの映画だと思います。
投稿者 mi-chan : 23:27 | コメント (2) | トラックバック (0)
M・ナイト・シャマラン監督って、
「シックス・センス」で一世を風靡しすぎたせいか、
世間の大期待に反して「シックス・センス」以降はなかなかいい作品を撮れていない気がします。
現にここ数年は、映画会社からも脚本の段階でだめ出しをされていて
映画化反対の声を押し切って製作・公開している作品ばかりらしいです。
前作の「レディ・イン・ザ・ウォーター」なんて
すっごく楽しみにしていたのに「え~っ」って感じの残念な出来でしたしね~。
なので、そろそろ彼も監督生命的にアブナイんだから
自分しかワカンナイ自己満足映画じゃなくて、
ちゃんとみんなに分かるストーリーの作品を作るんじゃないかなぁって思って
最新作「ハプニング」を観ました。
ニューヨークのセントラルパークや、その近くの工事現場で
人々が突然自ら命を絶つ事態が発生します。
テロか、謎のウイルスか?
原因不明の脅威は、急速にアメリカ全域に広まり、人々はパニックに陥ります。
フィラデルフィア(シャマラン作品は絶対ココが舞台ですね)に住む科学教師のエリオットのもとにも
安全な場所に避難するようにという指示が入り、
彼は妻、同僚教師とその娘と一緒に電車に乗り込みます。
ところが電車はペンシルヴァニアの小さな駅でストップしてしまいます。
駅員によると、この先の駅とまったく連絡がとれなくなったため、
これ以上、電車を走らせることが出来ないので、ここで全員降りてもらうしかないとのこと。
エリオットたちは近くにいた人の車に乗せてもらい、移動しようとしますが
時折入ってくるニュースは、「あの町もやられた、あそこの町も…」と言うものばかり。
どこへ逃げていいかも分からないまま、さまよう彼ら。
そして、ついに周りを歩く人たちにも異変が起こり始めます。
理由も原因も分からず、どうすれば回避できるのかも分からない、
突然襲ってくる「死」の恐怖。
ゾンビとか謎のクリーチャーが出てくる映画より何倍もリアルで不気味でした。
始まって早々、すっごい怖いんですよ。
だって、ニューヨークのセントラルパークでベンチに座ってくつろいでいた女の子が
いきなりショッキングな方法で自殺するんです。
しかもギョエー!何でそんな方法で!? って叫びたくなるやり方で…。
その後も工事現場のビルの屋上から
工事作業員たちが次々に地面に飛び降りて来ます。
無言で、叫びもせず、淡々とどんどん人が落ちてくる光景はかなり衝撃的で
鳥肌がたっちゃいました。
何となく「レミングの伝説」を彷彿とさせるシーンでした。
ちなみに「レミングの伝説」とは…数が増えすぎると集団で海に飛び込んで自殺し、
全体の生息数を調整すると言われているネズミみたいな動物・レミングの話。
でも、これって事実ではないそうですが…(つまり自殺はしない)。
それはさておいて、なぜそのレミングを思い出したかというと、
ビルから人がどんどん落ちてくる、
ということは、人間も地球上で飽和状態になったから
自分から身投げするということ? と思ったワケなんです。
人間も地球で生息している動物の一種ですからね、
しかも自殺する唯一の動物です。
何かのハズミでこんな事態が絶対に起こらないとは言えないよな…と思ったら
身震いしてしまいました。
シャマラン監督は、
お得意の“恐怖感”と“謎”を散りばめ、先を読ませない展開で最後まで楽しませてくれました。
ラストも賛否両論あるのかもしれませんが、ワタシは納得出来ましたよ~。
ここ数年の作品みたいにさんざんミステリアスに引っ張って、
結局最後が「はぁ?何でやねん」みたいなお話じゃないだけでもホッとしました。
だって、監督の言いたいことがちゃんと伝わりましたもん。
これでシャマランは、商業的な意味での監督生命を少し延ばせたんじゃないでしょうか。
投稿者 mi-chan : 23:11 | コメント (0) | トラックバック (0)
「The OC」降板以降、女優としてのキャリアはどうなるのかなーと心配していたミーシャ・バートン。
彼女があの大女優、シャーリー・マクレーンの若き日を演じるということで
「あの日の指輪を待つきみへ」を観に行きました。
この物語は、実際にあった出来事から着想したんだそうです。
その実際にあったこととは…数年前、アイルランドの丘から、ひとつの指輪が発見され、
調べてみるとそれは50年前の第二次世界大戦の時にアイルランドで墜落した米軍機に乗っていた
アメリカ人航空兵の結婚指輪だったと判明。
指輪はその兵隊さんの奥さんに無事返された…というニュースでした。
映画では、アイルランドの青年・ジミーがベルファストの丘で金の指輪を偶然発見し、
指輪に刻まれた名前を頼りにアメリカに住む女性・エセルに連絡を取ります。
戦時中に亡くなったあなたのダンナさんのものではないですか? と…。
しかし、エセルは、
アイルランドからわざわざ国際電話をくれて「指輪を送りますか?」と聞くジミーに
「指輪はいらない」と冷たく返事をします。
彼女は、長年連れ添った夫を亡くしたばかりでした。
一人娘は、ジミーからの電話を不審に思います。
自分の父親は亡くなったばかり。
でも、指輪は50年前の戦争中に亡くなった兵士のもの…。
しかも母はアイルランドには行ったことなどないはず。指輪の主はいったい誰?
そして、物語はエセルが若かった頃の回想に切り替わります。
町一番の美女だったエセルには、仲が良かった男の子が3人いました。
中でも彼女と相思相愛だったのがテディ。
残りの2人の男の子、ジャックとチャックは、
エセルとテディのラブラブぶりを羨ましく思いながらも
4人で仲良く過ごす時間を大切に思っていました。
そんな時、戦況が悪化、航空学校の生徒だったテディたち3人は
飛行兵として戦争に行くことになります。
互いに深く愛し合っていたエセルとテディは、ある決断をします。
それは、親たちも知らない、親友たちだけの秘密でした。
そして、テディたち男3人も男同士の秘密の約束を交わしていました。
戦時中という非常事態に生まれた愛が
とてもせつなく描かれていて胸が詰まりました。
これに現代のエセルたちの様子と、
アイルランドの現状もうまくミックスされ、
素晴らしい作品になっています。
ミーシャ・バートンが若き日のエセルに扮しているのですが
綺麗なヌードも披露して頑張っていましたよー。
演技もキチンとしていて、凛とした美しい表情などがとても素敵でした。
50年の歳月と2つの大陸を結ぶストーリーは、
ともすると複雑で難解になりそうなものですが、
この映画はとても分かりやすく出来ていて、
なおかつ徐々に謎が解けていく構成になっているのでとても感動的です。
観てよかったなぁ、としみじみとした気分で劇場を後に出来る作品でした。
投稿者 mi-chan : 23:35 | コメント (0) | トラックバック (0)
「グリンチ」のDr.スースの原作で
「トイ・ストーリー」「ファインディング・ニモ」のスタッフが手がけた3Dアニメ…と聞いて
興味が湧いたので「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」を観に行くことにしました。
ホコリくらいの大きさしかないダレダーレ国。
そこにはダレダーレ市長を中心に小さな人々が平和に暮らしていました。
ところがある日、突風が吹いて、今まで静かで安定した場所にあったダレダーレ国が
吹き飛ばされてしまったんです!
軽くて小さな小さな国なので、ふわりふわり、ころころと
どこまでも風に飛ばされてしまうダレダーレ国。
中に住む人たちは、地面が揺れるたびにわけが分からず
「助けて~」と叫ぶばかりでした。
その声を偶然、聞きつけたのが象のホートン。
目の前に漂っているホコリみたいなものの中に国があって、
そこにたくさんの人が住んでいることを確信した彼は、
ダレダーレ国を山の上の安全な場所まで運んであげることにします。
周囲の動物からバカにされ、奇異な目で見られても
必死で橋を渡り、川を越えて、姿の見えないダレダーレ国民たちを守ろうとするホートン。
「どんなに小さくたって人は人だ!」
そんなホートンを心から信頼し、協力しようとするダレダーレ市長。
お互い、存在することすら想像できないサイズの違いがあり、
見たことも無い相手ですが仲良くなって行くんです。
ところが、目に見えるモノしか信じられない動物たちが
ホートンの行く手を阻みます。
果たしてホートンは、無事にダレダーレ国を山の頂上まで運んであげることが出来るでしょうか?
何とも可愛らしく、そして感動的な作品でした。
ホートンは、ダレダーレ国をお花(作品サイトによると“クローバー”だそうですが、
クローバーの綿毛ってピンクでしたっけ? とにかく、ふわふわした植物です)に
載せて運んでいるんですけど、
色んな障害でダレダーレ国を水に落としそうになるシーンとか、
意地悪なカンガルーの差し金で、ダレダーレ国を載せたお花を、
同じお花の咲いた広大な花畑に紛れ込ませてしまったシーンなど、
意外にスリリングで、ドキドキしちゃいました。
自分たちの存在をみんなに示さないと、
小さすぎて自分たちがここにいることすら信じてもらえない、と
悟ったダレダーレ国民たちが、「私たちはここにいる!」と必死に大声を上げるシーンでは
うるうるって来ちゃいました~。
ワタシたちの生き方にも通じるところがありますよね。
たとえどんなに小さくても、存在が薄くても、もしイジメられたりしていても
「ワタシはここにいるんだ!」って
叫んで主張することってすごく大事なんじゃないかなって思いました。
言わないと分からないこともあるんですから。
とっても優しい象のホートンの声を演じているのはジム・キャリー。
以前、原作者Dr.スースの「グリンチ」も実写で演じていましたね。
ダレダーレ国の市長の声は、何と今、一番ノッているハリウッドのコメディアン、スティーヴ・カレル。
何て素敵な配役なんだー♪
ハリウッドスターって、普段やっている役とはまったく違う役柄で
アニメの声優をやったりすることが多くて面白いですよね。
ちなみに日本語吹き替え版もありましたので、
小さなお子さんと観に行かれる場合は、日本語版がいいんじゃないでしょうか。
観た人みんなが優しく、あったかな気持ちになれちゃう映画です。
投稿者 mi-chan : 22:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
まったく期待していなかったのに意外に面白かった~♪っていう映画に出会った時、
すごくトクした気分になっちゃいます。
今日のワタシを、そんな気持ちにしてくれたのが「純喫茶磯辺」でした。
最初、何、このダサいタイトル…と思ったのですが(笑)、
作品を観た後では、このタイトルしか考えられないって思っちゃいましたね~。
宮迫博之さん扮する磯辺裕次郎。
石原裕次郎と同じ字ですね。
世代的に親の願いがこめられている名前なんだろうなぁって思って、
まずこの名前でクスリと笑いました。
その磯辺裕次郎は、8年前に奥さんに逃げられ、
高校生の娘・咲子と2人で公団で暮らすメタボな中年親父です。
仕事はガテン系なんですけど、やる気とかはまったくナシ。
石原裕次郎とは似ても似つかない人生と言っていいでしょう。
そんな裕次郎に、親の遺産が転がり込みます。
浮かれちゃった彼は、何と「女にモテたい」と言う理由だけで
遺産を使って喫茶店をオープンさせてしまうんです。
咲子はそんな父を醒めた目で見ているのですが
オープンした日くらいは手伝うか…とお店へ行ってみることにします。
すると、もう信じられないくらいすべてがダサ過ぎるインテリアの
「純喫茶磯辺」が作り上げられていました。
80年代のアイドルのポスターに、豹柄やゼブラ柄の椅子、
インベーダーゲームが出来るテーブル…。
だいたい、いまどき≪純喫茶≫って(笑)。
でも、色々ありながらもお店には常連さんも出来て、
少しずつ軌道に乗って来たかな~と思われたんですが
バイトの謎めいた美女、素子の存在が裕次郎の心をトキメかせてしまい…。
こんな裕次郎ですが、娘の咲子を可愛がっていて
咲子もイマドキの女子高生でありながらも家事をこなしたり
お店を手伝ったりと、とってもいい子なんですね。
しかも、その2人の関係が、すごく自然に描かれていて好感が持てました。
咲子はすぐ、父親の裕次郎に「バッカじゃないの」とか
「死んだら?」とか言うんですけど、その言い方がホントに親子みたいでした。
ワタシたち娘って、パパにむかって結構言うんですよ、日常的に。
でも、パパの方はまったく意に介してなくて。
宮迫さん扮する裕次郎も「バッカみたい」とか咲子に言われても
ふふーん、って感じだし、「死んだら?」って言われた時なんて
「やだ」って軽く言って受け流してました(笑)。
他のキャストの人たちのセリフもそうでしたが
とにかく会話が自然過ぎるほど自然。
「ほら、あたしアレだからアレなんだよね」なんて感じの
ワタシたちが日常ではよく言ってしまう代名詞連発もあったりして。
撮影時、キャストが言い間違ったり、言いよどんだりしても
監督はやり直しって言わなかったんじゃないかしらって思うほどでした。
宮迫さんが、ちょっと不器用な中年のオジサンをうまく演じています。
お笑い芸人さんって、普段からコントとかやっているからなのか、
お芝居が上手な方が多いですよね。
この作品には「ハリセンボン」の近藤春菜さんも
持ち味を最大に発揮した役どころで登場するんですけど、
やっぱりいいお芝居してました。
そして、娘の咲子を演じた仲里依紗ちゃんが、可愛くて演技もナチュラルで
ワタシはすっかり彼女のファンになっちゃいました~。
「夕凪の街、桜の国」で泣かせてくれた麻生久美子さんも
これまでのイメージを払拭するような強烈な女性を演じています。
コスプレ姿をサラリと披露したりして、最後まで色々な顔を見せてくれます。
笑いと人間に対する温かな視線、そして、不器用な優しさがいっぱいの作品です。
普段はハリウッド映画を観ることが多いワタシですが、
最近の日本映画も面白いなぁって思わせてくれたこの映画に感謝したい気持ちになりました。
投稿者 mi-chan : 23:14 | コメント (0) | トラックバック (0)
日本のアニメが大好きなことで知られる「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟。
「マトリックス」3部作以降、なかなか次作を作らなかった彼らが
ついに新作を発表しました。
それは何と、日本のアニメ「マッハGoGoGo」を基にしたカーレース・アクション!
ビックリしましたね~。さすがジャパニメーション・オタク♪
それはそうと、まずワタシは「マッハGoGoGo」がアメリカで放映されていたことに驚きました。
アメリカでは「スピード・レーサー」というタイトルでオンエアされたこのアニメを、
アンディとラリーのウォシャウスキー兄弟は幼い頃に夢中で見ていたそうです。
そんな伝説的アニメを実写で映画化しようと思ったその発想…スゴイですよね~。
しかも「マトリックス」で、それまで誰も見たことが無かった映像世界
(キアヌが銃弾をよける有名なシーンなど)を作り上げた彼らのこと、
今回の作品も何かやってくれているハズ…と期待して観に行きました。
小さなクルマ工場を営むパパとママ、
大好きな尊敬する兄レックスと暮らしていた少年、スピードはある日、
カーレーサーだったレックスが悪質なレース妨害の容疑をかけられた上、
レース中に命を落とす現場を目の当たりにします。
数年後、兄の遺志を継いでカーレーサーになったスピードは
並外れた才能を見せ、地元のレースで優勝。
すると、彼の腕に目をつけた巨大企業が
「わが社の専属に」とスカウトにやって来ます。
豪華な住まいやお金に糸目をつけない最先端技術を見せられ、
多少はグラッとしたものの、やっぱりパパの設計するクルマで走りたい、と
スカウトを断るスピード。
すると、企業はとたんに態度を一変させ、スピードを敵とみなすようになります。
そして「今までもこれからも、カーレースはすべて八百長なんだ。
今後のレースでは君は優勝どころかゴールさえ出来ないよ」と言われてしまうのです。
そして、スピードの周囲では、その言葉通りの出来事が次々に起こり始めて…。
期待通り、カーレースのシーンの映像は、かなりエキサイティングでした。
実写なのにアニメより鮮やかな色使いのレース場、
首を引き気味にして見ないと動体視力が追いつけない
スピード感いっぱいのアクションシーン。面白かったですね~。
そして、この映画は韓国のトップスター、ピ(RAIN)のハリウッドデビュー作にもなりました。
真田広之さんも出演していて、ウォシャウスキー兄弟と映画会社が
アジアに注目しているのが分かるキャスティングでしたね。
とは言え、やっぱりまだまだアジア系俳優がオファーされる役柄には
限界があるなって思いました。
ドラマの世界では「HEROES」のマシ・オカや田村英里子、「LOST」のキム・ユンジン、
ダニエル・デイ・キムなどが頑張っていますけど
映画界ではまだまだ大変そうです。
とりあえず、ピの役名がおかしなことになってます。
「テジョ・トゴカーン」。
韓国人でそんな名前アリ?
しかも妹は「ハルコ」。それは日本人じゃ…?(笑)
そのうえ、エンドクレジットでは「Horuko」って書いてあって…「ホルコ」っていったい…。
ウォシャウスキー兄弟ってば、日本通だと信じていたのにぃ(笑)。
ところで、ワタシ、恥ずかしながらこの映画、
前半30~40分くらいのところまで思いっきり勘違いしながら観てました。
「ケンケン出てこないなぁ。やっぱりウシシシシ…って笑う二足歩行の犬は
実写じゃ無理だったんかなぁ」って…。
で、途中で気がつきましたね。
「あ、ケンケンは『チキチキマシーン猛レース』だった!」
…ちなみに、ケンケンは出てこないけど(汗)、
チンパンジーが名演技してますので動物好きの方もご期待ください。
かなり芸達者でカワイイです。
そうそう、テーマソングが、
ワタシたちが知っている「マッハGoGo~、マッハGoGo~、マッハGoGoGo~♪」なのも
嬉しい限りです。
でも歌詞は「Go!SPEED RACER, Go!SPEED RACER, Go!SPEED RACER, Go~♪」です。
アメリカで放映していたTVアニメでは、この歌が流れていたんでしょうね。
日本人の感覚だと、母語の関係上、歌詞を作る時、
一音に入れる言葉は1つでしょって思うんですけど
英語では違うので面白いですよね。
「マッハゴーゴー」の4音に「Go!SPEED RACER」まで入れちゃうんですもんね。
日本語風だと「ゴスピレーサー…」って聞こえます。
これがまた何だか楽しくて、映画を観た帰り道ではずうっと
「Go!SPEED RACER, Go!SPEED RACER~♪」と
歌ってしまったワタシでした。
アンディとラリーは
「家族みんなで楽しめる映画を作りたい」という考えでこの作品を作ったそうです。
確かにド派手なカーアクションだけでなく、
家族愛がハートフルに描かれている楽しい映画なので、
家族みんなで観ても素敵だろうなって思いましたね~。
投稿者 mi-chan : 22:38 | コメント (0) | トラックバック (0)
「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本家で
「クラッシュ」では監督としても高く評価されたポール・ハギスの最新作「告発のとき」。
今年のアカデミー賞ではトミー・リー・ジョーンズがこの作品での演技で
主演男優賞にノミネートされてました。
日本では缶コーヒーのCMで宇宙人になっていることで有名ですかね。
さて「告発のとき」は、
アメリカで実際に起こった衝撃的事件を基にした物語です。
'04年、ハンクは息子のマイクがイラクから帰還後、
突如姿を消したと軍から知らされます。
自らも軍人警官だったハンクは、マイクに限って無許可離隊などあり得ないと思い、
息子の行方を独自に捜し始めることにします。
イラクで逃亡するならまだしも、故郷に帰って来てからいなくなるなんて
ホント、ヘンな話ですもんね。
マイクと行動をともにしていた軍の仲間たちにも話を聞くんですけど
みんな知らぬ、存ぜぬ…。
おかしいな…と思っていたところにマイクの焼死体が発見されたという知らせが届きます。
遺体は何十箇所も刺された後、野原で焼かれているという惨い状態でした。
ここでようやく警察登場。
それまでは軍隊の管轄ということで、1人の青年が行方不明でも捜査が出来なかったんですね。
地元警察の女刑事(シャーリーズ・セロンが演じています)が
ハンクと一緒にマイクの生前の足取りを調べてくれることになります。
帰還後、食事に行った店、クレジットカードの使用状況…と次第に明らかになるマイクの行動。
そして2人は、思いもよらない事実を知ることになるんです。
この話、本当にあったことだと言うから驚きです。
マイクの事件のほかにも、サイドストーリーとして
シャーリーズ扮する刑事のもとに地元の若い女性が駆け込んで来て
「主人がイラクから帰って来てから変わってしまい、暴力を振るうようになって
死の危険を感じている」と訴えるシーンなどもありました。
最初は取り合わなかった刑事たちですが、やがてこの女性に悲劇が訪れることによって
帰還兵たちの病んだ心の状態を知ることになるんです。
イラクへ派兵されたアメリカの青年たちが病んでしまっているという話は
ニュースやドキュメンタリー番組などでよく目にします。
これからの時代を担い、作っていく若者たちをそんな状態にしてまで
よその国に干渉する理由っていったい何でしょうか。
9.11直後は、イラク派兵に賛成していたアメリカ国民も、今では反対派になっていたりするそうです。
そして、今ではもう、志願兵が極度に減ってしまったため、
アメリカ軍では犯罪記録のある人でも、適性に問題がある人でも、希望すればどんな人でも
どんどん軍隊に入れてしまっているそうですよ。
4月に公開された「大いなる陰謀」を観た時も感じましたが、
もうね、アメリカ国民は「この戦争、間違っている。ヤバイ」って気づき始めているんだと思います。
だからハリウッドもこれだけイラク戦争に関する映画を作り始めているわけですし。
でも、ベトナムの時と同じで、いったん振り上げちゃった拳を
「やっぱ、ごめんね」って謝って引っ込められなくなっているんでしょうね、国家的には。
志にや希望に燃えて軍隊に入って行ったのに、
現実を知って変わっていかざるを得なかった若者たちの姿を知れば
軽々しく「自分で行きたくて行ったんでしょ」なんて他人事のように言えなくなると思います。
生命に関わる問題であると同時に、この戦争とアメリカの政治的スタンスは、
このところ続いている小麦やガソリンなど、物価の値上げにだって、
すべて関係しているんですから
日本にいるワタシたちにも無関係じゃないですよね。
投稿者 mi-chan : 22:23 | コメント (0) | トラックバック (0)
主演のエレン・ペイジが本年度アカデミー賞候補となり、
ストリッパー出身のブロガーだった脚本家のディアブロ・コディが見事、オスカー受賞を果たした
話題の作品「JUNO/ジュノ」がやっと公開ですよー。
この映画、最初は全米でたった7館で上映されていたのに
クチコミで面白さが伝わり、1ヵ月後には何と、2000館を超える劇場で公開されたという
異例の作品なんです。
思いがけず妊娠した16歳の女の子・ジュノと、彼女の周囲の人々を
ポップなテイストで描いたハートフルストーリーで、監督はジェイソン・ライトマン。
この苗字で「おや?」と思った方もいると思うんですけど、
彼は、あの「ゴーストバスターズ」などで
お馴染みのアイバン・ライトマン監督の息子さんなんですよね。
ジェイソンさんは1977年生まれだそうです。
作品には、そんな若い監督ならではの感性がいっぱい散りばめられていました。
16歳の高校生・ジュノは、同級生と興味本位でしたHで妊娠してしまいます。
最初は中絶を考えていたジュノでしたが、出産を決意して、
生まれた子は養子に出そうと考えます。
アメリカって養子制度が日本より充実しているので、こういう選択肢もあるんですよね。
さて、ジュノはフリーペーパーに「養子求む」と載せていた人に連絡し、
ここで初めて自分の両親に妊娠と養子に出すことを告白します。
このあたりがブッ飛んでますけど、これが彼女なりに考えた末の結論なんですね。
そして、無事に決まった養親は、高級住宅地に住む若い夫婦でした。
ジュノは次第に彼らと親しくなって行くのですが、
真面目でキッチリしているお堅い奥さんに比べて
ダンナさんのほうはジュノと音楽の趣味も合い、意気投合します。
そうこうしているうちにジュノのお腹はどんどん膨らんで…。
ジュノの子どもを養子にしたいと思っている夫婦の奥さんには
「エイリアス」「デアデビル」のジェニファー・ガーナー。
几帳面でいつもピリピリしているんですけど、それには理由があり、
さらに終盤には違う顔も見せる女性を演じていて好感が持てました。
そして、もちろん、主演のジュノに扮したエレン・ペイジの
自然過ぎるくらい自然なイマドキの女の子ぶりには感動しちゃいましたね~。
先日のブログ「リ・ジェネシス」のところでも少し書いたのですが
彼女って、例えば「HEROES」のヘイデン・パネッティーアみたいな
典型的なハリウッド美人じゃないし、女らしくもないんですけどとってもキュート。
それに繊細な表情で演技の上手い女優さんなんですよ。
数年前に話題になった「ハード・キャンディ」という映画では
ある男性を騙して拉致監禁し、精神的にも肉体的にも追い詰めていく女の子を
淡々と演じていて物凄い存在感でした。
ワタシはこの映画を見ていて、「これは、この子じゃないと出来なかった役柄かも…」と
思ったのを覚えています。
「JUNO/ジュノ」がアカデミー賞をにぎわせたことで
すっかり認知度も人気も高まったエレン・ペイジですけど
これからもナチュラルな魅力の女優さんでいて欲しいですね。
あ、そうそう、この「JUNO/ジュノ」はサントラも話題になっています。
ワタシも映画を観た後、速攻で入手しましたが
確かに映画の空気にぴったりマッチした、いい感じの楽曲が揃っているサントラです。
アメリカでは映画のヒットを受けて
ビルボード総合アルバムチャートで1位を獲得。
i-Tunesストア・アメリカでもレディオヘッドの新譜を押さえてダウンロード数トップになったそうですヨ。
フォークなサウンドのダサゆる感が何とも絶妙です。
投稿者 mi-chan : 23:39 | コメント (0) | トラックバック (0)
アラン・アーキンが
昨年のアカデミー賞助演男優賞を受賞した「リトル・ミス・サンシャイン」。
まだ見たことが無いというお友達の家でDVDをレンタルして一緒に見ました。
ワタシは2度目の鑑賞でしたけど、また楽しんじゃいました。
おデブなメガネっ子だけど、明るく賢い9歳の少女・オリーブ。
彼女の家族は、
人生の勝ち組に執着するパパ、
誰ともクチをきかないお兄ちゃん、ドラッグを手放さないお祖父ちゃん、
自殺未遂したばかりのゲイの伯父さん、
そして、みんなをまとめようとするママという、ちょっと風変わりな人たち。
ある日オリーブが、全米美少女コンテストのアリゾナ代表になぜか選ばれます。
一家はオンボロワゴンに飛び乗り、カリフォルニアで開催される本選へと出発することに。
ところが途中でさまざまな事件が起こります。
何とか駆け込んだコンテストでも周囲がジョンベネちゃんみたいな
カワイイ子たちばっかりなことに気づいた家族は戸惑います。
オリーブ自身も一度は出場をやめようかと思うのですが
決心してステージに上ります。
孫のオリーブにトンでもないことを教えるチョイ悪じいさんに扮したのが
アカデミー賞助演男優賞を獲得したアラン・アーキンです。
その他のキャストもトニ・コレット、グレッグ・キニア、スティーヴ・カレルと、
ひとクセある個性派の名優ばかりで楽しめました。
ほんのちょっとの登場ですけど「24」のクロエ役で人気のメアリー・リン・ライスカブも出てますし、
他にもアメリカンドラマで見たことがある顔ぶれが何人も登場します。
娘のオリーブちゃんを演じているのは
名子役のアビゲイル・ブレスリン。
彼女は本作で有名になり、「幸せのレシピ」でもいい演技を見せてくれています。
そして、ある理由から誰とも話をしないお兄ちゃん役は
今年のアカデミー賞で話題になった映画
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でも怪演しているポール・ダノです。
彼はホントにつかみどころが無い、いい意味で不気味な匂いがする俳優さんですね。
この映画は一見、ハチャメチャなロードムービーなんですけど、
その実、家族の絆を暖かく描いていて微笑ましい気分にさせてくれます。
そして、どんな風に着地するのかまったく見当もつかないストーリーが楽しいんですよ。
お菓子でもつまみながら、のんびりとリラックスして楽しめる映画です。
投稿者 mi-chan : 23:39 | コメント (0) | トラックバック (0)
ヒュー・グラントとドリュー・バリモアが共演した映画
「ラブソングができるまで」を見ました。
単なるドタバタ系のラブコメだと思っていたので、劇場で観なかったんですけど
意外に面白くてロマンティックで、大好きな作品になっちゃいました。
人気絶頂の歌姫から新曲作成をオファーされた、今は落ち目のポップスター、アレックス。
起死回生のチャンス!と曲作りを始めるものの、
彼は作詞の経験がなく、作業は難航してしまいます。
そんな時、偶然知り合ったちょっと風変わりな女性、
ソフィに文才があると気づき、苦肉の策で作詞を依頼。
果たして2人が生み出した作品は歌姫に気に入られるのでしょうか…。
まず、オープニングから80年代のヒットソングをパロッた偽PVが流れます。
「ベストヒットUSA」で流れてた「ワム!」「a~ha」とかを彷彿とさせて笑えました~。
イケメンのダメ男を演じさせたら天下一品のヒュー・グラントがいい味出してます。
それに歌もピアノもウマイ!
ビックリしちゃいました。
甘い声だし、すごく雰囲気があります。
キーボードやベース、ギターを奏でてデモテープを作るシーンなんて
かなり素敵で、うーん、作曲家ってカッコイイかも♪って思っちゃいました。
小室さんや小林武史さんがおモテになるのもナットク、みたいな(笑)。
それにしても、劇中でアレックスとソフィが作り上げた
「愛が戻る道」という曲がすごく良くて、心に沁みました。
ストーリーに関係する重要な曲なので、歌詞がいいのは分かっていたんですけど
メロディもとっても魅力的。
他の曲も完成度が高くて、サントラが欲しくなりましたね~。
「歌詞」だけでなく、この作品はセリフがすごくいいです。
ギャグもセリフ遊びが多いですし、淡々と言うちょっとした言葉も
笑いや皮肉、男女の機微が散りばめられていて楽しかったなぁ。
何の気なしに見始めた作品でしたが
意外な掘り出しものに出会った気分です。
ワタシの中では
ラブコメで「しばらくしたらまた見たいなぁ」って思える映画は
珍しいんじゃないかな。
最近のこのジャンルの映画でおススメNo.1決定です♪
投稿者 mi-chan : 21:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
今年のアカデミー賞で脚色賞、主演女優賞にノミネートされた
「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」。
結婚して44年になるグラントとフィオーナは、
オンタリオ湖のほとりで平穏に暮らしていました。
ところがフィオーナの物忘れが次第に激しくなり、フライパンを冷蔵庫に入れたり、
手に持った飲み物の名前すら口から出なくなってしまいます。
ついには自宅までの帰り道も分からなくなってしまうフィオーナ。
自分の病に気づいた彼女は、グラントの反対を押し切って
「あなたに迷惑をかけたくない」と、アルツハイマー専門の老人介護施設へ入所します。
しばらくしてグラントが面会に行くと
フィオーナは入居者の男性・オーブリーと親しくなっていました。
そして、グラントに他人行儀な態度をとるのです。
彼女は夫のことが分からないようでした。
グラントは、
「昔、若い頃に自分がさんざん好き勝手に浮気をしたので、
その仕返しで妻は芝居をしているのではないか」と思います。
しかし、毎日会いに行ってもフィオーナの態度は変わりません。
自分の知らない服装でかいがいしくオーブリーの世話を焼き、
仲むつまじく散歩するフィオーナを見て、
複雑な思いを抱くグラントでしたが、
それでも必死に平静を装い、彼女を見舞い続けます。
そして最後に訪れる結末は…まさに“大人のラブストーリー”です。
アルツハイマーに冒される女性に扮し、
蘇る記憶と忘却を行きつ戻りつする姿を熱演したジュリー・クリスティは、
本作でゴールデン・グローブ賞を受賞したほか、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。
彼女は昔、あのテレンス・スタンプやウォーレン・ベイティとの恋愛で
映画界を賑わせた往年のスター女優さんなんですね。
「ダーリング」という作品でアカデミー賞受賞経験もあります。
この作品では、ボサボサの白髪頭でメイクもほとんどしていないので
ホントにお婆ちゃんって感じですけど(それでも瞳の美しさは素晴らしい!)、
アカデミー賞授賞式のときはバッチリメイクもして、髪も綺麗にしていたので、
すっごく若く見えましたし、それどころかアダっぽい色気もあって
素敵な女優さんだなぁって思いました。
監督・脚本は、サラ・ポーリー。
「アボンリーへの道」などの子役出身で
「死ぬまでにしたい10のこと」「ドーン・オブ・ザ・デッド」などで
主演している女優さんですが、
短編映画をいくつか撮っていて、本作が長編デビュー作となるそうです。
それにしても、1979年生まれという、まだ若い女優さんなのに
「長年夫婦だった男女の人生の晩年」というシブいテーマの映画を撮るなんて
精神的に成熟している人なんだなぁって思いましたね~。
子ども時代から芸能界にいると、
しっかりしているように見えても何だかダメな大人になってしまうことが多いみたいですよね。
どの国でも昔から「子役は大成しない」って言いますし。
マコーレー・カルキンもしかり、
あんなに賢かったハーレイ・ジョエル・オスメントだって残念な結果に…。
今は立ち直ったけれど昔のドリュー・バリモアだって酷かったですよね。
若くして亡くなってしまった子役出身の俳優も死因はドラッグなんかが多いです。
そんな堕ちて行ってしまう子役が多い中、サラ・ポーリーは
映画監督業にまで挑戦して、さらにアカデミー脚色賞にまでノミネートされて、
そして主演した女優もアカデミー賞候補になって。
スゴイ人ですよね~。
これまでにも
「私の頭の中の消しゴム」「きみに読む物語」「アイリス」など、
アルツハイマーがテーマの映画っていくつかありましたが
この作品は、他の作品よりリアルだし、シビアだし、
「う~、キッツイ現実だなぁ」って思えるシーンがたくさんありました。
アルツハイマーって、近い記憶から無くなっていって、昔の記憶は薄れないんだそうですね。
だから、今、住んでいる家へ帰る道は忘れてしまうのに
ダンナさんが女遊びをしたことで自分が苦しんだ20年も前の記憶だけは
いつまでも残っていたりして…。
人間というのは普通、辛いことや嫌なことはなるべく忘れるようにして
フタをして生きていくものですけど、
病気になったことで、それが出来なくなっていくんですね。
こういう事態もあり得ますから、世の男性の皆さん、
やっぱり浮気は後々まで人生に響くことになりますよー(笑)。
淡々と人生の終わりのひと時を見せつけられるような映画なので
楽しい気分にはちょっとなりにくいんですが
自分がもし、こうなったら? パートナーがこの病気になったら?
親や兄弟や友達がそうなるかも知れない…。
などなど、しみじみと色んなことを考えさせられます。
たまにはこういう映画もいいかなって思いました。
投稿者 mi-chan : 22:41 | コメント (0) | トラックバック (0)
お友達に「DVD貸してあげるよ~」と言っておきながら
お家に帰って探してみたらまるで見つからなかった「バタフライ・エフェクト」。
貸す、と約束してしまったので
「見つからない」と言うのも申し訳ない気がしてDVDを再購入しました。
ワタシ自身、とても面白かった映画だったという記憶はあるんですけど
詳細についてはずいぶん前に見たので覚えていないので
お友達に貸す前にもう一度、見てみることにしました。
DVDを貸してあげた人に会った時、
作品についておしゃべりしたいですからね~。
この作品はデミ・ムーアの若きダンナさんで映画「守護神」や
シットコムで知られる俳優、アシュトン・カッチャーが主演の異色サスペンスです。
子ども時代、好きだった女の子ケイリーやその兄、友達とほんのいたずら心から
大事故を引き起こしてしまった少年エヴァン。
大人になった彼は、過去の事故のせいで
すっかり変わってしまった友達たちの様子に心を痛めます。
特にケイリーは、エヴァンが
「君を迎えに来る」と言って引越したままになってしまった後、
悲しい生活を送る女性になっていました。
幼い頃から時々、記憶が突然無くなってしまうことがあったエヴァンは
日記をつけていました。
ある時、その日記を読み返した彼は、過去を変えられることに気づきます。
ケイリーへの想いから、ある決断をするエヴァン。
過去に戻ってケイリーとの約束を守れば、彼女は幸せになれるはず…。
しかし、それは、思いもよらない悲劇を生む結果になってしまうのです。
誰もが一度は考えたことのある
「もし、あの時、あの場所に戻ってやり直せたら、人生は変わっていたのに」
という気持ちをテーマにしたリアリティのあるSFモノです。
それにしても、何度過去に戻ってやり直しても
必ず周囲の誰かが不幸になっているというのが辛すぎです。
それで結局、最後はエヴァンが悲しい選択をすることになるんですが…。
一度劇場で観た映画でも、DVDだと
ディレクターズ・カットバージョンや監督のコメンタリー、
未公開シーンやメイキングがついていて、二度・三度と違った楽しみ方が出来るし
監督のコメンタリーから新たな発見や解釈も出来て面白いですよね。
VHS時代にはなかった特典です。
この作品も監督のコメンタリーがとても興味深かったです。
レストランのシーンでテーブルの上に置かれたナプキンの色にまで
意味があったなんて、驚きでした。
ホントに画面の隅にちょこっと映りこむだけなのに…。
映画って、こだわろうと思えばどこまででもとことんこだわれる芸術だ
という事を再認識しました。
それから、劇場で公開されたエンディングと別のラストシーンも収録されていました。
これもまた面白かったですね~。
劇場公開版のラストシーンが、どうしてそうなったのか、
なぜハッピーエンディングにならなかったのかが
当時、撮影された別のエンディングを見せつつ、
監督が「別のエンディングだとそれまでのストーリーと矛盾してしまう」
「主人公の行動が無意味になってしまう」と、
音声で説明してくれることによって、劇場版に採択されたエンディングに超納得させられます。
そして、Disc2のほうには、さらにまったく別のラストシーンも収録されていて
こちらには本当にビックリさせられました。
監督たちいわく「劇場版と甲乙つけがたい出来のエンディングだった」そうで
でも、ワタシはやっぱり劇場版のラストのほうがせつなくて良かったなって思いました。
二度、購入することになったこのDVDでしたが
それでも勿体無いとは思わない位、堪能しちゃいました。
監督たちの頭の良さに感動し、俳優たちの演技の細部まで理解できたのは
今回、じっくりとDVDを見たおかげです。
最初に見た時には「どういう過去でも結局、誰かが不幸になるのか」と
絶望的なやるせなさを感じた作品でしたが、今回見た時はまた違った感想を抱きました。
あ~、だから映画って大好き♪
これを貸してあげるお友達も気に入ってくれるといいなぁ。
投稿者 mi-chan : 23:11 | コメント (0) | トラックバック (0)





