初めての中古車探し:プライスボードの読み方・vol.4-1-


第12話 プライスボードの読み方・vol.4

マ:さあプライスボードのお勉強も4回目。

ミ:すごおい。ただのボード一枚でこんなに勉強することがあるなんて。

マ:そう、プライスボードの奥の深さっていうのは、男の懐のように深いんだよぉ(涙)

ミ:あら、浪花節の世界ね。でも、マーくん、クマのあなたは男じゃなくってオスですから。残念っ!! さて、今回のメニューはこちら。

修復歴と前使用者の点検整備記録簿

マ:突然だけどミーちゃん。もし買ったクルマが以前事故をおこしたクルマだった、なんてことが買った後でわかったらどうだい?

ミ:え? それはちょっとおどろいちゃうわね。

マ:そういったことがないように、プライスボードでは「修復歴」を確認することができるようになっているんだ。

ミ:シュウフクレキ?

マ:うん、事故などでクルマの一部が損傷して、それをなおしたことがあるかどうかだよ。販売する中古車の修復歴を「有」「無」で表示するきまりになっているんだ。

ミ:ふうん。じゃあ、もし修復歴が「無」って表示されていたら、ドアをぶつけたとかバンパーがへこんだとか、そういうことがいっさいないクルマってことになるわけね。

マ:いや、そういうわけではないんだ。よくここを勘違いする人が多いんだけど、修復歴というのは車体の骨格部位、ようは骨格となる重要な部分を著しく損傷して、修復されたことがあるということ。骨格は溶接接合されている部位(部分)だけで、つぎのような部分の損傷だけがこの対象となるんだ。

ボンネットタイプの車
1.フレーム(サイドメンバー) 修復歴
2.クロスメンバー
3.フロントインサイドパネル
4.ピラー
  (フロント、センター及びリア)
5.ダッシュパネル
6.ルーフパネル
7.フロアパネル
8.トランクフロアパネル
9.ラジエターコアサポート
  (交換)

キャブタイプの車
ボンネットタイプの1から8に同じ

マ:つまり、ドアやバンパーなんかはこうした骨格とは見なさないから、損傷しても修復歴にはならないんだよ。

ミ:なるほど~。とりあえず、わたしの場合、修復歴が無ってクルマだけを選べばいいのかしら? でも修復歴があるようなクルマを買う意味なんてあるのかしら? さては、キズモノマニアがいるってことかしら。世の中にはいろいろなマニアがいるもんねぇ。

マ:実は修復歴「有」ということも、マイナス面ばかりではないんだ。もし信頼できる販売店であれば、販売する以上、損傷した部位(部品)を新品に交換したり、しっかり修復しているはずだよね。修復歴「有」のクルマというだけで敬遠されてしまいがちだけど、そのぶん低い価格設定になっている場合が多いから、中にはとてもお買い得なクルマもあるんだよ。

ミ:なるほどねえ。そいつは思いつかなかったわ。ふんふん。

 
   
子ぐまのマーくんとミーちゃんの初めての中古車さがし