初めての中古車探し:実車をチェック(内装編)-1-


第16話 実車をチェック(内装編)

マ:実車チェックのつづきだよ。今回は内装のチェックをしよう。内装だけに、見逃しはゆるさナイソウなんてね。えへへ。

ミ:うわ、さっそくダジャレね。困ったわね。このお話ってどんどんダジャレで汚染されていくわね……。

マ:さあ、まずは車内の見た目からチェックするよ。シートや床、天井などを見て、まずはタバコのこげ跡がないか、汚れやシミがないか、皮製の箇所であればヒビわれがないかなど、車内の全体を確認しよう。

ミ:了解。わかったわ。

マ:なかでもハンドルやシフトノブは年月が経つほど、テカリが出てきてしまうんだ。購入後、運転してみてから気になるようなことがないよう、現状を確認することはわすれないようにしよう。

ミ:うん。ちょっとハンドルあたりにテカっている部分もあるけど、まあ、このくらいなら気にならない程度だわ。

マ:そうそう、見た目の確認でわすれがちなのが、トランクルームのチェックなんだ。とくにサーフィンやスノーボードなどアウトドアのレジャーなどでよく使われていたクルマは、トランクルームの汚れが目立つクルマが多い。RV車などを購入する場合にはとくに気をつけておきたい箇所といえるね。

ミ:そうね。そういう汚れはきちんとチェックしておきたいわね。

マ:そしてこの際に、トランクルームにある、スペアタイヤや車載工具がきちんとそろっているかもついでに確認しておこう。ちなみにタイヤを確認する際には、ゴムの劣化や空気圧に問題がないかまで確認しておくと、いざというときのために安心だね。

ミ:よしっ、OKね。シートも天井も見たし、トランクルームも見たし、クルマの全体をひととおりみたわけよね。あらっ、これで内装のチェックはこれでおわりかしら? でも、お時間的には今回のお話はまだつづきそうなところよね?

マ:そう今日の話はここからが本番。内装チェックは、実際に触って動かしてみることが大事なんだ。動かせる場所はすべてためしてみるくらいの心がまえで、いろいろと徹底的にためしてみよう。

ミ:ほおい。わかりましたあ。

マ:まずは、シートに座ってみよう。座り心地や運転席からの目線がきちんと保たれているか。しっかりと確認してみよう。

ミ:よっこいしょっと。……うん。気持ちいいわ。快適快適。それにハンドルもにぎりやすくって、視界も良好よ。

マ:座席はきちんとスライドできるか、角度はきちんと調整できるか、この辺もしっかり確認しておこうね。

ミ:……うん。OKよ。

マ:じゃあ、つぎはランプの確認だ。運転席に座って、ヘッドランプ、フォグランプをつけてみよう。じゃあボクがランプをつけるからミーちゃんは外で確認してね。

ミ:隊長、結構であります。自分のクルマのことなんで。ここからはわたしひとりでチェックできますから!!

マ:おっ、ミーちゃんはりきっているね。じゃあ、ここはミーちゃんにおまかせしよう。

ミ:うっしゃ!! ここははりきってくぞ。ヘッドランプとフォグランプをつけてから、クルマをおりてと、ささっさ。OK、きちんとついてるわ。

マ:ヘッドランプはハイビームの性能もきちんと確認しておこうね。

ミ:え? はいはい。今度はクルマにもどって、ハイビームにきりかえて、さささっと。……うん、OKよぅ。ふぅ。けっこうつかれるわね。

マ:そのつぎは、ウィンカーとハザードだ。左右のウィンカーとハザードがきちんと点灯するかな? そしてブレーキランプもここで確認しておこう。

ミ:りょ、了解。ウィンカーをつけて、外にでて、まずこれはOKね。そしてブレーキを踏んでブレーキランプも確認と。……ありゃ、困ったぞ。ハザードとかウィンカーはつけっぱなしでクルマを降りて確認すればいいけど、ブレーキランプはどうやって踏みながら確認するのかしら。

マ:どうすればいいでしょう。ニタリ。

ミ:ううん困ったわ。じゃあ、とりあえずやってみるわね。まずは、ブレーキをおしつつ、さっと大股でクルマの外に出て確かめる……。なんて、そんなに素早く動けないわね。

マ:うん。

ミ:それとも、ブレーキランプを右目でみつつ、長く足をのばして、左足でブレーキをふむって……、そんな長い足はもちあわせてないわよ!!

マ:そ、そうだね。

ミ:わ、わかったわ。長ぁい棒をもってきて、棒でおしながら、慎重に外に出て確認するのね。

マーくん、ちょっとひとっ走りして、物干し竿でも買ってくるわ!! じゃあお店の人にどこで売っているかたしかめてくるから、ここでちょっと待っててね。

マ:は、ミーちゃん。それ聞くくらいなら、すなおにお店の人にふんでもらえばいいんじゃないかな?

ミ:あっ。……そっすね。

マ:ほかにブレーキペダルに軽く重しになるようなものをおいて確認する人もいるらしいよ。もっともこんなこともあるから、実車チェックは複数の人で手分けして行うのが理想的といえるね。作業の効率があがるだけでなく、見る人が複数いれば、それだけ確認漏れも防げるからね。

ミ:へえブレーキに重しね。カシコイわね……。世の中にはわたしより頭がいい人ってたくさんいるのねぇ。
 
   
子ぐまのマーくんとミーちゃんの初めての中古車さがし