初めての中古車探し:見積書を作成する(その2)-1-


第20話 見積書を作成する(その2)

マーくんマ:見積書の作成についてのお話のつづきだよ。

ミ:ほうい。

マ:中古車を買う際にはプライスボードに記載されている価格のほかにも、さまざまな費用がかかる。販売店に見積書を出してもらい、その金額をあらかじめ確認しておこうってことだったね。この前は税金の話だったから、今回はそのほかの購入時にかかる諸経費の話だよ。

ミ:うん。見積書に載っている情報はプライスボードに載っていない情報もあるんだったわよね。今回もしっかりと勉強するわよ。

マーくんマ:はじめに保険料だ。自動車保険はもし運転中に事故を起こしてしまった際に、自分の代わりにお金を払ってもらうために加入するもの。自動車保険にはつぎの2種類があるんだ。

1.自賠責保険(自動車賠償責任保険)
2.任意保険

マ:まずは自動車賠償責任保険、通称「自賠責保険」だよ。これは強制保険とも呼ばれるように、クルマを所有する以上かならず加入しないといけないものなんだ。支払う金額は加入期間の長さによって異なるんだけど、加入期間は車検の有効期限とリンクしているんだ。

ミ:なるほど。加入する義務があるのね。

マーくんマ:ここで注意がいるのは、車検が残っているクルマを購入した場合。理屈では自賠責の保険期間が残っているから、その期間の金額は支払わなくてよい、ってことになるよね。でもそれでは、そのクルマを売った人は残った期間分、余計に保険料を支払っていることになる。JU加盟店の場合、不公平がないよう、保険費用分の「相当額」を、クルマを売った人には返して、次に買う人が支払うことにしているんだ。

ミ:それは公平よね。さすがJU。正義の味方。みんなの見方ね。えらいわっ!!

マ:つぎに、任意保険。これはクルマの使用者が任意で加入する自動車保険のことだよ。

ミ:ということは、加入しなくてもいいかもしれないものってことかしら? わたしのように事故を起こさない自信のあるしっかりさんは、とくにいらないってことかしら?

マ:いやいや。さっき話をした自賠責保険は対人用つまり人身事故に対する保険のため、対クルマ・対建物といった物損事故では保証がされないんだ。

ミ:あらら。

マーくんマ:そして、自賠責保険はたとえ対人事故であっても、賠償額は最高3000万円まで。最近の裁判の結果を見ると、賠償金が一億円以上というケースの人身事故も珍しくないため、これはかならずしも満足がいく価格とはいかないものなんだ。物損事故の賠償金も高額になっているから、任意保険に加入することは、もはやドライバーの常識となっているんだ。

ミ:ふうん。そういうわけなら任意といっても加入しないわけにはいかないわねえ。

マ:任意保険の保険料は、保険内容や保険の種類によって異なり、保険を使用しない期間があればその分は割引される。各社からさまざまな保険商品が販売されているから、自分に合った保険を選ぼう。

ミ:わかったわ。お店の人にわたしにぴったりの保険をさがしてもらおうっと。

マ:このほか、見積書にふくまれる金額としてはつぎのようなものがある。まず登録手続に関する費用。

ミ:登録? 登録ってなにを登録するのかしら? スリーサイズとかを知りたいなら、わたしの場合、目下のところ……。って、何をいわせるよ!! そういうことは事務所をとおしてねっ。

マーくんマ:クルマを法的に自分の所有にするためには、国土交通省の陸運支局に登録する必要がある。その登録の際に陸運支局に支払う費用は法定費用として決まっているんだ。
登録申請自体はさほど難しくないから自分でもできるんだけど、時間と手間がかかるものだから、一般的には販売店に手続を代行してもらうことになる。その法定費用以外の手数料を登録手続代行費用というんだ。

ミ:ほうほう。なるほど。

 

 
   
子ぐまのマーくんとミーちゃんの初めての中古車さがし