初めての中古車探し:納車-1-


第22話 納車

マーくんマ:さあ、前回はついに契約書にハンコをついたわけだったよね。

ミ:わたしもこれで、あこがれのミニちゃんの所有者よ。えへん。

マ:ここで、いちおう確認しておくけど、契約を交わしたあとには、クルマの登録のため、つぎの4つの書類が必要となるからね。書類のほとんどは、契約時にお店が用意してくれるから、実質、購入時に用意するのは、ハンコ(実印)と印鑑証明、そして、先の回で説明した、車庫証明だ。ミーちゃんは、きちんと用意していたようだからいわなかったけど、念のため、ここで確認しておこう。

委任状
クルマの登録申請を、代理する人に委任する書類。販売店に用意してもらい、契約者は実印の押印をすることになる。下取車がある際には、2通必要。

自動車保管場所証明書
いわゆる車庫証明。詳しくは、『車庫を用意しよう』の回参照。自分で警察に取りにいってもよいが、販売店に手続きを代行してもらうことができる。

印鑑証明書
住民登録してある市区町村の役所で、取得できる。発行されてから3か月以内のものが1通、下取車がある場合は2通必要。

譲渡証明書
下取車がある場合にのみ必要な書類。販売店で用意してもらい、契約者は実印を押印する。

 

ミ:あら。マーくん。今回はなんだかやけに話の進行が丁寧ね。

マーくんマ:ふっ。それは、今日がこのコーナーの最終回だからだよ……。

ミ:ええっ!? ってことは、このわたしが主役のすてきなストーリーも、いよいよクライマックスってことね!! まあ、なんだかドキがむねむねしちゃうわ。

マ:というわけで、今日は契約時に決めた納車日だ。

ミ:わーい。ついにミニちゃんがおうちにやってくるわ!!

マーくんマ:これこれ。うかれるでない。納車にも奥がふかーい秘密がつまっているのじゃぞ……。

ミ:出たわ。マーくん翁!! もうこれも見納めと思うと、ちょっと残念ね。

マ:クルマの納車は、店頭で受け取るケースと、自宅で受け取るケースが考えられるけど、いずれの場合も、かならず自分で受け取ることが大事なんだ。

ミ:それはなぜかしら?

マ:契約時の状態と変化がないか、チェックする必要があるからだよ。

ミ:変化?

マ:うん。まずはじめに、車体にあたらしい傷がついてないかを、確認しておきたいよね。そのためにも、できれば納車は、晴れた日の日中におこなうのがベストだね。

ミ:ほうほう。

マーくんマ:それに、依頼していた付属品がついているか、また、修理を依頼した箇所があった場合、それがきちんと直っているかなど、しっかりと自分の目で確認しておこう。

ミ:はーい。わかりました。ということでミニちゃん到着よ!! うわあ、やっぱりカワユイわ!! さすが、中古車クィーンのおメガネにかなったクルマだけのことはあるわね。

マ:さて。実車のチェックがおわったら、つぎに、『添付書類』がまちがいなくあるかを、チェックしておこう。

ミ:ん。添付書類? ああ、かりっとさくさくの書類のことかしら?

マーくんマ:それはてんぷらだね。

ミ:こめかみのことかしら?

マ:それは『テンプル』。

ミ:あ、わかった。わたしのようなトップアイドルが併せ持っている、天からあたえられた才能のことね。

マーくんマ:それは『天賦』だ。って、ミーちゃん、こんな言葉よく知ってるねえ。最終回とはいえ、なんて強引な三段落ちだ。うーん。見事。

ミ:へんなところで、感心しないでちょうだい。

 
   
子ぐまのマーくんとミーちゃんの初めての中古車さがし